
この記事の結論
- 糸リフトの患者は「何本で、総額いくらか」で院を比べます。ととっぷが2026年10月に糸リフトを扱う23院の公式料金ページを調べたところ、料金を読み取れた22院のうち、本数ごとの総額の表を置く院は7院で、半数の11院は1本の価格が中心でした。糸ごとに本数の目安・総額・別にかかる費用・持ちを1つの表で見せると、比べる段階の候補に残りやすくなります。
- 患者は糸リフト同士より、HIFU・ヒアルロン酸・切開のフェイスリフトと比べて「糸で足りるか」に迷っています。施術ページで、糸が向くたるみと向かないたるみを医師の考え方で書き、症例は斜めと横顔まで、糸の種類と本数を添えて見せます。
- 糸リフトはほかの施術と比べながら選ばれ、持ち帰って決める患者もいます。カウンセリングは持ち帰って決められる材料を渡す場にし、同意を得た人にだけ補足を送ります。広告は、2025年8月の厚生労働省の通知が違反例に糸リフトを挙げていることを踏まえ、広告の文と施術ページで書く範囲を分け、避けたい表現は確かめられる事実に言い換えます。
- ととっぷが2026年10月13日に23院を読み直すと、糸の1本の価格は種類によって10倍以上違いました。相場どおりの価格でも選ばれないときは、1本の価格ではなく、悩みごとのプランと総額、本数の理由を前に出します。
目次
糸リフトは「何本でいくら」で比べられます
美容外科・美容クリニックが糸リフトの集客・集患で最初に差をつけられるのは、本数ごとの総額と、本数で何が変わるかを示せるかどうかです。糸リフトは、糸の種類と本数で総額が大きく変わる施術で、患者は「何本でいくらか」を手がかりに院を比べます。1本の価格だけが並ぶ料金表では、患者は自分の顔に何本要るのか、総額がいくらになるのかが分からず、カウンセリングの予約に進む前に比べる候補から外れてしまいます。
そのうえで、糸リフトを考える患者は、糸リフト同士だけでなく、HIFU(高密度焦点式超音波)・ヒアルロン酸・切開のフェイスリフトとも比べて迷っています。「自分のたるみに、糸で足りるのか」という問いに院として答えておくこと、効果の持ちとダウンタイムを先に示すこと、医師が手がけた症例を正面だけでなく斜めや横顔でも見せることが、価格の次に選ばれる理由になります。
もう一つ押さえておきたいのは、糸リフトはほかの施術と比べながら選ばれる施術だということです。カウンセリングの当日に施術まで進む患者と、持ち帰って比べる患者のどちらが多いかは院によって違うため、貴院がどちらに近いかを数字で確かめ、決めずに帰った患者とどうつながっておくかまでを、集客の設計に含めます。
糸リフトの集客は、5つの順番で進めます
- 料金を総額で見せる糸の種類ごとに、本数ごとの総額と、本数で何が変わるかを書く
- 糸で足りるかに答えるHIFU・ヒアルロン酸・切開と並べ、糸が向くたるみと向かないたるみを書く
- 症例をそろえる斜めや横顔の症例と、効果の持ちの目安・ダウンタイムを、医師ごとに見せる
- 帰った人への連絡を決める決めずに帰った患者へ、同意を得たうえで何をいつ送るかを決める
- 広告とSEOを段階で分ける地域のSEO・リスティング・SNS広告・医師のSNSを、患者が比べる段階に合わせて使い分ける
ととっぷが2026年10月1日に糸リフトを扱う23院の公式料金ページを調べたところ、料金を読み取れた22院のうち、本数ごとの総額の表を置いていたのは7院で、11院は1本の価格が中心でした。料金の話は、この調査をもとにしています。
糸リフトの患者は、糸で足りるかで迷っています
糸リフトを考える患者がいちばん迷っているのは、どの院にするかより前の、自分のたるみに糸リフトが合うのか、ほかの施術のほうがよいのかという点です。リフトアップをうたう施術は、糸・HIFU・高周波の機器・ヒアルロン酸・脂肪吸引・切開と数が多く、患者から見ると違いが分かりにくいためです。Xにも、施術の選び方で迷う投稿が並んでいます。
美容賢者の方に聞きたい...
お顔にお肉のあまりないタイプの私が悩む頬こけの正解はなんなんだ...
糸リフト?ヒアル?
ハイフはよりこけそうで怖い
この患者は、糸リフト・ヒアルロン酸・HIFUを同時に比べ、自分の顔のタイプにどれが合うかを知りたがっています。施術ページが糸リフトの説明だけで終わっている院は、この段階の患者の問いに答えられていません。
輪郭たるんできて糸リフトしようか迷ったけどオンダリストしたら、顔周りキュッとした。しばらくこれで行こう。ハイフよりも安いし。医療もナントカリフトが多いし、脂肪吸引もあるし、何やればいいか迷うよね。ソフトな施術でじょじょにメンテするのが自分には合ってるのかなあと。
投稿の患者のように、糸リフトを考えていた患者が、比べているうちに別の施術を選ぶこともあります。院にとっては、糸リフトのページを見に来た患者を、施術の選び方の説明で受け止められるかどうかが、そのまま候補に残るかどうかにつながります。
迷いは、選んだあとにも続きます。国民生活センターは2023年8月、美容医療サービスの相談が増えているとして、美肌治療のカウンセリングを予約したのにリフトアップのモニター契約を勧められ、「顔が少し腫れる程度」と聞いて受けたらひどく腫れた、という相談を紹介し、その場で契約・施術をしないよう呼びかけています。糸リフトに限った事例ではありませんが、ダウンタイムの説明が実際と食い違うことは、リフトアップの施術に共通する不満の種です。
相談室には、受けたあとの相談も多く届きます
ととっぷが運営する美容医療相談室に寄せられた糸リフトの相談を、過去1年半ほどの分から200件ほど読んだところ、受ける前の検討と同じくらい、受けたあとの困りごとの相談がありました。受けたあとの相談で目立つのは、凹みやひきつれ、左右差、思ったより早く戻った、という声です。抜去や修正を引き受けてくれる先が見つからない、という相談も繰り返し届きます。
受ける前の相談で多いのは、自分のたるみが糸で足りるのか、どのくらい持つのか、という問いです。比べる相手として名前が挙がるのは切開のフェイスリフトが多く、HIFUなどの照射やヒアルロン酸がそれに続きます。年齢が分かる相談では、40代後半から60代以上が中心で、70代からの相談もありました。
お金の不安は、値段の高い安いより「聞いていなかった」の形で出てきます。シミ取りなど別の施術で来院したのにその日に糸リフトを勧められた、説明と実際の本数が違った、抜去や修正に追加の費用がかかった、という相談です。院にとっては、本数と総額、修正や抜去の費用をカウンセリングの前にページで読めるようにしておくことが、そのまま安心材料になります。
ここから先の料金・比べ方・症例・連絡・広告の話は、どれも「糸で足りるのか」「何本で、総額いくらか」「どのくらい腫れて、どのくらい持つか」という患者の問いに、院として先に答えておくためのものです。
糸リフトの料金表は、本数ごとの総額で見せます
糸リフトの料金は、1本の価格だけでなく、本数ごとの総額と、本数を増やすと何が変わるかを同じ場所に書きます。患者は、自分が何本で、総額いくらになるのかを知りたいからです。
2026年10月1日に、糸リフトを扱う23院(全国展開の大手7グループ・都内の中規模院と個人院7院・地方の主要都市などの院9院)の公式料金ページを調べました。このうち1院は料金を読み取れなかったため、22院で見ると、料金の示し方は次の3つに分かれていました。
| 料金の示し方 | 院の数(22院のうち) | 患者から見た分かりにくさ |
|---|---|---|
| 1本の価格を中心に並べる(細い糸を数十本単位で売るメニューを併記する院も多い) | 11院 | 自分に何本要るか分からず、総額が読めない |
| 本数ごとの総額の表を置く(1本・2本・4本・6本…) | 7院 | 総額は分かるが、何本を選べばよいかの手がかりは別に要る |
| 「両側10本」「部位ごと」「ライト・スタンダード」などのセットで示す | 4院 | 総額は分かりやすいが、セットの中身(糸の種類と本数)が見えにくいことがある |
糸の種類で、1本の価格は10倍以上変わります
糸リフトと一口に言っても、糸の種類によって、向いている悩み、使う本数、1本の価格がまったく違います。ところが患者の多くは、この違いをあまり意識せずに「糸リフト」として比べています。院長には当たり前の違いでも、ページで説明していなければ、患者には同じ「1本」に見えます。
ととっぷは2026年10月13日に、10月1日に料金の示し方を調べたのと同じ23院の公式料金ページを、糸の種類ごとに読み直しました。この表は、税込の通常価格が読み取れたものだけで、院ごとに一番安い1本を比べています。
| 糸の種類 | 主に向く悩み | 1本の価格(院ごとに一番安い1本の中央値) | 本数の目安と総額の例 |
|---|---|---|---|
| 細く短い糸(美肌・ショート系) | 肌のはり・小じわ。引き上げより質感 | 3,900円ほど | 10〜80本の単位で売られる。10〜20本で3万円台〜8万円台 |
| 引き上げ用の溶ける糸(PDOなど) | 頬やフェイスラインのもたつき | 1万9,500円ほど | 「片側3本程度」「両頬で6本〜」など。6〜12本で8万円台〜29万円台 |
| 長く持つとうたう素材の糸(PCL・PLLAなど) | 引き上げを長く保ちたい | 5万2,400円ほど | 本数の目安を書く院はほとんどない。6〜12本で16万円台〜59万円台 |
同じ「1本」でも、細い糸と長く持つ素材の糸では、価格に10倍以上の開きがあります。本数の目安をページに書いていた院は、23院のうち6院だけでした。調べた院は選んで調べた院で、商圏の相場を示すものではありません。素材の名前だけでは分からない院独自の糸もあり、そうした糸は表から外しています。
相場どおりの価格でも、選ばれないことがあります。
商圏の相場を調べて、そのとおりに価格を置いても、問い合わせが増えないことがあります。理由の一つは、患者が総額ではなく「1本あたりの金額」で比べていることです。
たとえば上の表では、引き上げ用の溶ける糸の1本は1万9,500円ほど、長く持つとうたう素材の糸の1本は5万2,400円ほどでした。院から見れば、糸の種類も本数の考え方も違う別のメニューです。それでも患者には、同じ「糸リフト1本」の価格が大きく違う院に見え、総額や持ちを比べる前に、1本の価格で候補から外されることがあります。
1本の価格で比べられないようにするには、次の3つが効きます。
- 1本の価格を一番大きく見せない。見出しや広告で目立たせるのは、悩みごとのプランと総額にする
- 糸の種類が違えば「1本」の意味が違うことを、ページで説明する。なぜその糸を使い、なぜその本数なのかを医師の言葉で書く
- 本数の目安を幅で書く。「片側3〜5本ほどから」のように示し、実際の本数は診察で決めると添える
反対に、細く短い糸の「1本数千円」を入口の価格として大きく出すと、引き上げ用の糸を案内したときに「聞いていたより高い」と受け取られやすくなります。入口の価格を出す場合も、その価格がどの糸の、何本の価格なのかを並べて書きます。
調べた23院は選んで調べた院で、商圏ごとの相場や比率を示すものではありません。表示価格は各院の表記どおりで、税込と税抜の表記が混ざり、同じ「1本」でも糸の太さや長さは院ごとに異なります。貴院の商圏の相場は、ポテンツァの集患の記事で書いた、商圏の院を洗い出して公式の料金を並べる手順で確かめられます。それでも、1本の価格は糸によって大きく違うことは見えてきます。同じ「1本」でも、細く短い糸は数千円、引き上げに使う糸は1本1万円台が多い一方、長く持つとうたう糸では1本5万円を超え、1本11万円の院もありました。1つの院の中でも、糸の種類によって1本1.6万円台から6.6万円まで差がある院があります。22院のうち18院は、3種類以上の糸を料金表に並べています。
糸の種類が多いほど、患者は何を基準に選べばよいか分からなくなります。製品名を並べるだけでなく、糸ごとに、何に向くか・本数の目安・持ちの目安・総額を1つの表にまとめておくと、比べる段階の患者がそのまま読み進められます。
| 料金表に書くこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 糸の種類と向く悩み | フェイスラインのもたつき・頬の下がり・肌のはりなど、何に使う糸か |
| 本数の目安 | 片側・両側で何本くらいを目安にするか(実際の本数は診察で決めることも添える) |
| 本数ごとの総額 | 本数ごとの税込の総額。1本ずつ足す場合の追加の価格 |
| 別にかかる費用 | 麻酔代・初診料・最低本数に満たない場合の施術料など |
| 持ちとダウンタイムの目安 | 糸ごとの持ちの目安と、腫れ・内出血・つっぱり感の期間 |
大手・都内・地方で、1本の価格の置き方が違います
引き上げに使う糸の1本の表示価格(通常の価格)を区分ごとに見ると、置き方に違いがありました。選んで調べた範囲の傾向で、相場を示すものではありません。
| 区分 | 引き上げに使う糸の、最も安い1本の価格 | 見えたこと |
|---|---|---|
| 大手(1本の価格を出す4グループ) | 1万円前後〜1万円台 | 本数ごとの総額の表やセットで、まとめた本数の総額を見せる院が多い |
| 都内の中規模院・個人院(7院) | 7院のうち6院が2万円以上 | 長く持つとうたう糸を、1本数万円で並べる院がある |
| 地方の主要都市などの院(1本の価格を出す8院) | 8院のうち5院が1万円台 | 1本の価格を中心に、糸の種類を多く並べる院が多い |
大手と同じ商圏にある個人院が、1本の価格で大手に並ぶのは難しく、差をつけるなら、医師が施術すること、麻酔代を含めた総額、本数の考え方を医師が説明することの側です。調べた地方の院は、札幌・仙台・広島・岡山・静岡・長野・滋賀の院で、大手の院が同じ市内にある地域も含みます。地方でも1本の価格だけで大手と並ぶより、総額の分かりやすさと、施術のあとも近くで診てもらえることを見せるほうが、比べられたときの答えになります。患者が糸の製品名で比べてくるか、総額で比べてくるかは地域や院の客層で違うため、問い合わせやカウンセリングで患者が使う言葉を記録しておくと、料金表の見せ方を決める手がかりになります。
他院のメニューは、いくつかの型に分かれます
23院の料金ページには、1本の価格や本数の表のほかに、次のようなメニューが並んでいました。
- 院独自の名前を付けた糸のメニュー
- 細く短い糸を数十本単位で売る、入口のメニュー
- あご下・中顔面など、部位ごとの決まった価格のセット
- 院長や特定の医師だけが行う上位のメニュー
- ヒアルロン酸や脂肪吸引など、ほかの施術と組み合わせたセット
どの型を置く場合も、そのメニューに何の糸を何本使うのかを書いておかないと、患者は他院の本数の表と比べられません。院独自の名前を付ける場合は、使っている糸の種類と本数を名前の横に添えます。
別にかかる費用は、総額の近くに書きます
22院のうち、麻酔代など料金とは別にかかる費用を料金ページで確かめられたのは9院でした。局所麻酔は料金に含め、静脈麻酔や笑気麻酔は別にかかると書く院、局所麻酔と内服薬を必須の追加料金とする院、一定の本数に満たないと施術料が別にかかる院があります。別にかかる費用が料金表から離れていると、カウンセリングで総額を伝えたときに「聞いていた金額と違う」と受け取られます。
- 1本の最も安い価格だけを大きく見せる
- 糸の製品名だけを並べ、違いを書かない
- 麻酔代や最低本数の条件を別のページに置く
- 糸ごとに、本数ごとの総額を表で見せる
- 本数を増やすと何が変わるかを一言添える
- 麻酔代など別にかかる費用を総額の近くに書く
モニター価格は、条件と通常の価格を並べます
22院のうち8院は、モニター価格やリピーター価格を通常の価格と並べて示していました。モニター価格を置く場合は、写真の撮影や経過の来院などの条件と、通常の価格を同じ場所に書きます。先に見たとおり、国民生活センターはモニター契約を勧められたあとのトラブルを取り上げています。モニターの条件を、カウンセリングの前にページで読めるようにしておくと、その場で決めさせられたという受け取り方を減らせます。
本数の目安は、顔の状態で変わるため書きにくいところです。それでも、「片側〇本前後から始める方が多い」のように幅で示し、実際の本数は診察で決めると添えておくほうが、何も書かないより患者は総額を思い描けます。幅の決め方は、貴院の過去の施術の記録から出すのが確実です。
本数を増やすほど引き上げが強くなると考えて来院する患者もいます。本数の考え方を医師がページで説明しておくと、カウンセリングで「他院ではもっと多い本数を勧められた」という比べ方をされたときにも、貴院の判断の理由を伝えやすくなります。
糸で足りるかに、HIFUや切開と並べて答えます
糸リフトの施術ページには、HIFU・ヒアルロン酸・切開のフェイスリフトと並べて、糸リフトが向くたるみと向かないたるみを書きます。患者は糸リフト同士より、こうしたほかの施術と比べて迷っているからです。
ここは、二重整形とは考え方が違うところです。二重整形では、埋没法で来た患者を切開法へ切り替えてもらうことは当てにしにくく、入口を分けて集める考え方を取りました(二重整形の集客の記事)。糸リフトの患者は、最初から複数の施術を並べて比べているため、ほかの施術との違いを1つのページで説明すること自体が、患者の問いへの答えになります。勧める施術を変えることが目的ではなく、患者が自分に合う方法を選べるように材料をそろえる、という位置づけです。
| 患者が比べるもの | 患者の問い | ページで答えること |
|---|---|---|
| HIFU | 切らない、針を入れない方法で足りないか | 糸とHIFUで、働きかける深さや仕組みがどう違うか。貴院がどんな状態にどちらを勧めるか |
| ヒアルロン酸 | こけやくぼみは、引き上げより足すほうがよいか | ボリュームが足りない場合と、組織が下がっている場合の違い。組み合わせる場合の考え方 |
| 切開のフェイスリフト | 一度で長く持つ方法のほうがよいか | 皮膚のたるみが大きい場合の考え方。ダウンタイムと費用の違い。糸の持ちの目安との比べ方 |
| 脂肪吸引 | たるみではなく脂肪の厚みが原因ではないか | 脂肪の厚みが主な原因の場合に、糸だけでは変わりにくいことがあるか |
表の右の列は、貴院の医師の考え方で書く部分です。ほかの施術を下げて糸リフトをよく見せる書き方は、医療広告ガイドラインの上でも、患者の信頼の上でも避けます。「この状態なら糸リフトより別の方法をお勧めすることがあります」と書ける院は、比べている患者から見て、自分に合う方法を一緒に考えてくれる院に映ります。
ほかの施術も扱う院は、選び方のページでつなぎます
HIFUやヒアルロン酸、切開のフェイスリフトも扱う院は、たるみの悩みから入る「選び方」のページを1つ用意し、そこから各施術のページへつなぐ形にすると、比べている患者がほかの院へ探しに行かずに済みます。糸リフトしか扱わない院は、ほかの施術が向く場合があることを書いたうえで、糸リフトが向く状態をはっきり書きます。
施術ごとの効果の大きさや持ちを、他院の施術と比べて優れていると示す書き方や、根拠のない数字で比べる書き方は、医療広告の規制にあたるおそれがあります。違いは仕組みと向く状態で説明し、持ちやダウンタイムは「目安」「個人差がある」ことを添えて書きます。
糸リフトの症例は、斜めと横顔までそろえます
糸リフトの症例は、正面だけでなく、斜めと横顔の写真まで載せます。フェイスラインやあごの下の変化は、正面の写真では伝わりにくいからです。調べた22院のうち、料金ページや施術ページで斜めの症例写真があると確かめられたのは8院で、横顔まで確かめられたのは2院でした(写真の向きが読み取れなかった院も多く、掲載がないという意味ではありません)。
| 症例で見せるもの | 例 | 患者が確かめたいこと |
|---|---|---|
| 角度 | 正面・斜め・横顔 | フェイスライン・あごの下・頬の高さの変化 |
| 糸の種類と本数 | どの糸を、片側・両側で何本使ったか | 自分が考えている本数と総額で、どのくらい変わるか |
| 経過 | 直後・1週間・1か月・数か月後 | 腫れやひきつれが、どのくらいで落ち着くか |
| 組み合わせ | 糸のみ・ヒアルロン酸や脂肪吸引との組み合わせ | 糸だけでの変化か、ほかの施術を足した変化か |
| 担当した医師 | 医師の名前と、その医師の症例の一覧 | 誰が施術し、どんな症例を手がけているか |
糸の種類と本数を症例のそばに書いておくことは、料金表と症例をつなぐ役目もします。患者は「この変化は、何本で、総額いくらだったのか」を知りたいため、症例から料金表へ、料金表から症例へ行き来できる形にしておきます。ほかの施術と組み合わせた症例は、糸だけの変化と取り違えられないよう、組み合わせた施術を必ず書きます。
持ちとダウンタイムは、糸ごとに目安を書きます
22院のうち16院は、効果の持ちの目安を書いていました。書き方は、糸の素材ごとに期間を分ける院が多く、短いものは半年ほど、長いものは2〜3年ほどと書かれています。「引き上げのピークは3か月〜半年ほど」と、ピークで書く院もありました。同じ院の中でも、ページによって同じ糸の持ちの書き方が違う例もあります。
持ちの目安は、患者が切開のフェイスリフトやHIFUと比べるときの大事な材料です。持ちの目安と、その後どうなるか(再施術を考える時期・糸が溶けたあとの状態)を、すべてのページで同じ言葉にそろえます。ダウンタイムも、腫れ・内出血・つっぱり感・ひきつれを分けて期間の目安を書き、カウンセリングで渡す書面と食い違わないようにします。あわせて、皮膚のくぼみ・糸の露出・感染などが起きた場合の対応(糸を取り出せるか・費用・保証の有無)を書いておきます。調べた院の料金ページでは、保証の中身まで確かめられた院はなく、保証制度がないと明記する院や、他院で受けた糸リフトの修正に対応すると書く院がありました。
斜めと横顔は、撮る手順から決めます
斜めや横顔の写真は、施術の前後で角度・距離・照明・表情がずれると、変化が大きくも小さくも見えてしまいます。顔の向きの角度と照明の位置を決め、誰が撮っても同じになる手順を院内で作っておきます。患者の写真を使う同意は、使う場所(ホームページ・SNSなど)と角度まで含めて書面で取ります。症例写真(ビフォーアフター)をホームページに載せるときは、医療広告ガイドラインに沿って、治療の内容・標準的な費用・治療期間と回数・主なリスクや副作用を写真のそばに書きます。
撮影の手順は、最初の数例で固めるとその後の症例がそろいやすくなります。すでにある症例で角度がそろっていないものは、無理に並べず、そろった症例から載せていくほうが、患者に誤解を与えずに済みます。
決めずに帰った人への連絡を決めます
糸リフトのカウンセリングは、持ち帰って決められる材料を渡す場にし、決めずに帰った患者とのつながり方を先に決めておきます。ほかの施術と比べている患者にとっては、カウンセリングのあとが、院を選ぶかどうかの分かれ目になるためです。
国の方針も、同じ方向を向いています。厚生労働省の「美容医療の適切な実施に関する検討会」の報告書(2024年11月22日)は、医師の説明の内容、いわゆるカウンセラーとの役割分担、即日の治療の原則禁止などを、関係学会のガイドラインに盛り込む方向を示しました。2025年8月15日の厚生労働省の通知「美容医療に関する取扱いについて」も、患者の状態に応じて治療方法を選んだり提案したりすることは医師の医学的な判断を伴う行為で、資格のない人が業として行えば医師法に違反するとしています。
- 医師が説明糸で足りるか、本数と総額、持ち、リスクを医師が話す
- 書面を渡す本数ごとの総額・別の費用・ダウンタイムを書いて渡す
- 連絡の同意あとから連絡してよいか、手段とあわせて本人に確かめる
- 質問に答える同意を得た人に、聞かれたことへの補足を送る
連絡の中身は、当日に聞かれた質問への補足と、持ち帰った書面の案内にとどめます。予約を急がせる言い方や、期限を区切った値引きで決めてもらう連絡は、国が問題にしている契約の進め方に重なります。LINEやメールの質問に答えるのは誰か、医学的な判断が要る質問は医師に回すか、何日以内に返すかも決めておきます。受付やカウンセラーが、患者の状態を見て糸の種類や本数を勧める返事をしないよう、返事の型を医師と一緒に作っておくと安心です。
数字は、カウンセリングのあとまで追います
後日に決める患者がいるぶん、広告や施術ページの良し悪しは、予約の数だけでは分かりません。カウンセリングの予約・来院・その日の施術・後日の施術を分けて記録し、後日に施術を決めた人がどのくらいいるかを院の予約台帳で見ます。後日の施術が多い院では、カウンセリングの当日に決まった数だけを見ると、うまくいっている広告やページを止めてしまうことがあります。
| 記録する段階 | 見ること |
|---|---|
| カウンセリングの予約 | どの入口(広告・ポータルサイト・検索・紹介・LINE・電話)から来たか |
| 来院 | 予約から来院までのキャンセルの数 |
| 当日の施術 | その日に施術を受けた人の数 |
| 後日の施術 | 持ち帰ったあとに施術を決めた人の数と、それまでの日数 |
| 再施術 | 持ちの目安の時期に、もう一度来た人の数 |
相談室の相談では、検討に時間をかけたという声より、その日に決めて後悔したという声のほうが目立ちました。施術の前日や直前に「この院で大丈夫か」と確かめに来る相談もあります。患者の年代や、カウンセリングから施術までの日数は、院の立地や価格帯で変わるため、貴院の予約台帳で確かめてから、連絡の間隔や広告の見方を決めてください。
糸リフトの広告とSEOは、比べる段階で分けます
糸リフトの広告とSEOは、比べている段階の患者には検索と施術ページで、気になり始めた段階の患者にはSNSで届けます。ほかの施術と並べて比べる患者は、広告を見たその場で予約するより、施術の違いや院名・医師名を検索し直して確かめることがあるためです。主な手段は次の4つで、どれも予約・来院・施術の数字を入口ごとに分けて見ます。
| 手段 | 主に届く患者 | 何で評価するか |
|---|---|---|
| 地域のSEO(地図と施術ページ) | 施術名やたるみの悩みと地域名で比べている患者 | 施術ページと選び方のページの表示回数と、そこからの予約 |
| リスティング広告 | 院名・医師名で調べ直す患者、施術名と地域名で探す患者 | Web予約の数と、予約台帳で見た来院・当日と後日の施術の数 |
| Instagram・FacebookなどのSNS広告 | フェイスラインやたるみが気になり始めた患者 | 届いた人数と、その後の院名・医師名の検索の増え方 |
| 医師・院のSNSアカウント、ポータルサイトの症例投稿 | 斜めや横顔の症例を見て、医師を探している患者 | 医師名・院名の検索の増え方と、そこからの予約 |
地域のSEO:比べる患者が戻ってくるページを作ります
Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出る院の情報)の整え方はポテンツァの集患の記事と同じなので、ここでは糸リフトで違うところだけを書きます。糸リフトでは、施術名のページに加えて、先に書いたたるみの悩みから入る選び方のページが効きます。「フェイスライン たるみ」「ほうれい線 たるみ」のように悩みの言葉で探す患者は、まだ施術を決めていないため、選び方のページで糸・HIFU・ヒアルロン酸・切開の違いを読み、そこから施術ページと料金表へ進みます。他院で糸リフトを受けたことのある患者は、施術の流れを知っているぶん、糸の種類や本数、持ちを細かく比べます。他院で受けた方の相談をどう受けるか(前回からの期間や糸の状態を診察で確かめること)を書いておくと、こうした患者の受け皿になります。前の院を悪く言う書き方はしません。
リスティング広告:比べ直す検索に絞ります
リスティング広告は、予算が小さくても、院を比べ直す段階の検索に絞れば患者に届けられます。糸リフトの患者は、HIFUや切開のフェイスリフトと並べて調べるため、施術名の語だけでなく、たるみの悩みの言葉までどこまで広げるかは、貴院がほかのたるみの施術も扱うかどうかで変わります。1本1万円台の糸と1本5万円を超える糸とでは、予約ごとにかけられる費用が違うため、広告費の上限は糸の価格帯ごとに決めます。吸収の早い糸は、持ちの目安の時期に再施術を考える患者が出るため、広告の費用は初回の施術だけでなく、再施術まで含めて見ます。
| 設定 | 見落としやすいところ |
|---|---|
| 院名・医師名 | 他院が貴院の院名や医師名の検索に広告を出してくることがある。実際に検索して、他院の広告が先に出ていないかを定期的に確かめ、自院の院名・医師名の広告も出しておく |
| オファーと本数の見せ方 | 糸リフトは長く迷う施術ではなく、多くの院が広告を出しているため、条件のはっきりしたオファーがないと広告で予約を取りにくい。糸の種類(ショッピングリフト・テスリフトなど)で入れる本数が大きく変わり、1本あたりの価格だけを並べた広告では、本数を多く入れる細い糸ほど安く見える。比べられたときに、何本でいくらか、総額はいくらかが伝わるように設計する |
| 評価の単位 | キーワードごとの判断は、広告で計測できるWeb予約の数で行う。来院・施術(当日と後日)と施術あたりの費用は、予約台帳で経路別・糸の種類別に月単位で見て、件数の少ない糸は数か月の合計で判断する。LINEや電話で決まった施術は管理画面に出ないため、台帳の経路の記録とあわせて読む |
美容整形などの体に手を加える施術は、Googleの広告ポリシーでデリケートな健康情報として扱われ、一度サイトを訪れた人を追いかける広告(リマーケティング)が使えない場合があります。追いかける広告に頼れないぶん、院名で検索し直してきた患者を、施術ページと料金表で受け止める前提で組み立てます。
SNS:不安をあおらず、症例には説明を添えます
InstagramやFacebookの広告は、フェイスラインやたるみが気になり始めた段階の患者に届きます。Metaの広告規定は、美容の施術の広告について、見た目を否定したり不安をあおったりする表現を制限しています。治療前後の写真は、Metaの規定とは別に、医療広告ガイドラインの上で費用を払って表示させる広告には載せられません。SNS広告は、その場で予約してもらうより、院の名前と医師の考え方を知ってもらい、あとで検索し直してもらう役割と考えて評価します。
医師や院のSNSアカウントでは、糸の種類と本数、斜めと横顔の写真をそろえた症例を、施術ページの症例と同じ言葉で載せ、プロフィールから症例ページと予約の窓口へたどれるようにします。SNSやポータルサイトの症例投稿でも、治療前後の写真には、治療の内容・費用・治療期間と回数・主なリスクや副作用の説明を添えます。院長やスタッフの個人のアカウントの投稿も、院への誘引を目的にしていれば医療広告の規制の対象になり得ます。有料の掲載枠や個人のアカウントでどこまで載せられるかは、事例解説書の原文と各媒体の規定で確かめてください。
ポータルサイトと相談窓口は、比べる場として使います
ホットペッパービューティーやトリビューなどのポータルサイトでは、糸リフトも1本の価格やセットの価格で並びます。ポータルサイトには、公式サイトより安い1本の価格や本数の少ないセットが並びやすく、その最も安い価格に合わせて公式の価格を下げると、麻酔代や本数の追加で総額が上がったときに患者の不満が大きくなります。ポータルサイトに出す価格も、公式の料金表と同じく、糸の種類・本数・別にかかる費用の条件を書き、来院後に総額が大きく変わらないメニューにします。
なお、ととっぷは患者向けの美容医療相談室を運営しており、クリニックの掲載は無料です。ミントリフトの施術ページやショッピングスレッドリフトの施術ページなどから、院選びに迷う患者が相談に来ます。ご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
後日の施術まで数字を追うと、どの広告やページが効いたのかを結びつける作業が増えます。カウンセリングの予約の時点で、どこで貴院を知ったかを聞いて予約台帳に残しておくと、あとから結びつけやすくなります。
糸リフトの広告と医療広告ガイドライン
2025年8月15日の厚生労働省の通知「美容医療に関する取扱いについて」は、医療広告の規制に違反する例として、HIFUの施術や糸リフト、二重の埋没法をはじめとする、自由診療で行う美容医療の、広告できる事項になっていない内容を広告した場合を挙げています。糸リフトの広告で止まりやすいのは、「切らずにリフトアップ」「ダウンタイムなし」のような言い切りと、広告の文に効果や持ちを書き込むことです。糸リフトは、国内で承認を受けていない糸を使う場合もあるぶん、書く範囲を細かく確かめる必要があります。
一方で、患者が自分から求めて情報を得るホームページなどは、決められた条件(限定解除の要件)を満たせば、広告できる事項以外のことも、禁止事項に反しない範囲で書けるとされています。つまり、リスティング広告やSNS広告の文と、ホームページの施術ページとでは、書ける範囲が違います。広告の文では施術の内容に深入りせず、詳しい説明・料金・リスクは、条件を満たした施術ページで行う形にします。ただし、リスティング広告やSNS広告から直接たどり着くページ(着地先)は、患者が自ら求めて見るページとは扱われないおそれがあります。限定解除を前提に書いた施術ページをそのまま着地先にしてよいかは、事例解説書と媒体の審査で確かめてから決めます。糸リフトのページと広告でよく見る言い回しを、あたるおそれのある規制ごとに並べます。
| やってしまいがちなこと | あたるおそれのある規制 | 代わりに示すこと |
|---|---|---|
| 広告の文に「2〜3年持続」「たるみが消える」と効果や持ちを書き込む | 広告できる事項にあたらない内容の広告 | 広告の文は広告できる事項の範囲にとどめ、持ちの目安は施術ページで、糸の種類ごとに個人差とあわせて示す |
| 「切らずに若返る」「ダウンタイムなし」「翌日から普段どおり」と言い切る | 誇大な広告・誤認させるおそれのある広告 | 腫れ・内出血・つっぱり感が出やすい期間の目安と、ひきつれやくぼみなどのリスク |
| 「HIFUより長持ち」「切開いらず」とほかの施術を下げて糸をよく見せる | 誇大な広告・誤認させるおそれのある広告 | 仕組みの違いと、糸が向く状態・向かない状態についての医師の考え方 |
| 「地域でいちばん」「最高の引き上げ」をうたう | 他院より優れていると示す広告・誇大な広告 | 医師が施術することや使う糸の種類など、確かめられる事実 |
| 患者の感想や口コミをページに転載する | 治療の内容・効果に関する体験談の広告 | 転載せず、患者が迷いやすい点(糸で足りるか・持ち・抜去)への院の説明 |
| 説明を添えずに治療前後の写真を並べる、角度や照明で変化を大きく見せる | 患者を誤認させるおそれのある治療前後の写真 | 撮影の条件をそろえ、治療の内容・費用・治療期間と回数・主なリスクや副作用を写真のそばに書く |
| 「1本〇円〜」の最も安い価格や、期間を区切った値引き・モニター価格を前面に出す | 費用を強調した広告(品位を損ねる広告の例) | 本数ごとの総額と別にかかる費用、モニターの条件 |
| 未承認の糸を使うのに、承認の有無や入手経路を書かない | 限定解除の要件を満たさない広告 | 未承認であること・入手経路・国内の承認品の有無・海外での安全性の情報 |
| 依頼して書いてもらった投稿を、広告と分からない形で使う | 景品表示法のステルスマーケティングの規制 | 依頼した投稿は、広告であることが分かるように表示する。広告と表示しても、治療の内容や効果についての体験談は医療広告として使えない |
施術ページで限定解除の要件を満たすには、問い合わせ先、自由診療であることと治療の内容・標準的な費用、主なリスクや副作用などを書いておく必要があります。使っている糸が国内で承認を受けていない医療機器の場合は、厚生労働省の医療広告ガイドラインQ&Aにより、未承認であること、入手経路(個人輸入かどうか)、同じ性能を持つ国内承認品の有無、諸外国での安全性などの情報を明示することも、限定解除の要件に含まれます。糸ごとの承認の状況は、仕入れ先の資料で確かめてください。厚生労働省は医療機関のウェブサイトを監視する事業(医療機関ネットパトロール)も行っています。
広告の媒体にも独自の審査があり、糸リフトの広告は、医療広告ガイドラインに沿っていても、フェイスラインやたるみなど見た目の変化に触れる文言や素材で、媒体の審査に止まることがあります。個別の表現は、厚生労働省の医療広告ガイドライン・Q&A・事例解説書の原文と、各媒体の広告ポリシーの両方で確かめてください。
糸リフトでは、使う糸の承認の状況と限定解除に必要な記載、広告の文と施術ページで書く範囲の分け方、持ちとダウンタイムの目安の書き方の3つを、出す前にそろえることを支援の最初の工程にしています。ととっぷは美容医療・自由診療の広告運用やSEOを専門にしており、どの素材も医療広告ガイドライン・事例解説書と各媒体の広告ポリシーに照らして確かめてから出します。
糸リフトの集客は、ととっぷにご相談ください
糸リフトの集客の5つの順番は、どれも院内で始められます。最初の一歩は、貴院の料金表を、糸の種類ごとに本数ごとの総額で並べ直してみることです。
ただ、糸リフトは糸の種類が多いぶん、料金表を組み直すだけでも医師の判断が要るところが増えます。本数の目安や持ちの目安は、医師の考え方と過去の施術の記録から決める必要があり、斜めや横顔の症例は撮影の手順から整えることになります。使っている糸の承認の状況に合わせて、広告の文と施術ページで書く範囲を分ける作業もあります。糸リフトで手が止まりやすいのは、次のところです。
| 順番 | 手間がかかる・判断が難しいところ | ととっぷでお手伝いできること |
|---|---|---|
| 料金を総額で見せる | 糸ごとの本数の目安と、麻酔代や最低本数の条件など別にかかる費用の整理 | 商圏の料金の洗い出しと、本数ごとの総額の料金表の組み立て |
| 糸で足りるかに答える | HIFU・ヒアルロン酸・切開との違いを、ほかの施術を下げずに書くこと | たるみの悩みから入る選び方のページの構成と、表現の見直し |
| 症例をそろえる | 斜めと横顔の撮影の手順と、糸の種類・本数・組み合わせた施術の書き添え | 症例ページの構成と、説明の表現の見直し |
| 帰った人への連絡を決める | 連絡の同意の取り方と、医師に回す質問の線引き | 連絡の流れと、当日・後日の施術を分ける予約台帳の項目の整理 |
| 広告とSEOを段階で分ける | 選び方のページ・リスティング・SNS広告・医師のSNSの配分と、後日の施術までの計測 | 広告の設計と運用、地図と施術ページの改善、医師・院のSNSの症例投稿の整理 |
| すべての段階 | 未承認の糸の記載や持ちの書き方が、医療広告ガイドラインと各媒体の規定を満たしているか | ページ・症例の説明・広告文・SNS素材の表現の確認 |
ととっぷには、糸リフトの集客を広告運用・SEO・成果報酬型の広告(アフィリエイト)のいずれでも支援してきた実績があります。広告運用では、糸リフトで1院あたり月50〜100件ほどの予約につながった支援先があり、ほかの施術でも同じような実績があります。美容医療を中心に100院以上のクリニックを支援しており、患者向けの「美容医療相談室」も運営しているため、糸で足りるかの相談や、受けたあとの凹み・左右差・抜去先の相談が寄せられています。
料金表をどう組み直すか、選び方のページから作るかで迷っている段階でも構いません。糸リフトのいまの料金表と使っている糸の種類、月ごとのおおよそのカウンセリング予約の数と後日に施術を決めた人の数、いま出している広告やポータルサイトの有無が分かれば、どこから手をつけると貴院に合いそうかを一緒に整理できます。ととっぷでは、医療専門のFDM(Forward Deployed Marketer)として、貴院の数字を見て2〜4週間で見立てをお出しする医療専門のFDMによる、無料の集客診断も受け付けています。相談だけでも、お気軽にどうぞ。
院内でそのまま使える
糸リフトの集客 見直しチェックリスト
チェックして確認できます。印刷してスタッフと共有することもできます。
よくある質問
国内で承認されていない糸を使う場合、ページに何を書けばよいですか。
医療広告ガイドラインQ&Aでは、未承認の医薬品・医療機器を使う自由診療の限定解除の要件として、未承認であること、入手経路(医師の個人輸入かどうか)、同じ性能を持つ国内承認品の有無、主要な欧米各国での承認の状況や重大な副作用などの情報を明示することが示されています。欧米で承認されている国がないなど情報が足りない場合は、重大なリスクが明らかになっていない可能性があることも書きます。糸ごとの承認の状況は、仕入れ先の資料で確かめてください。
大手と同じ商圏で、1本の価格を大手に合わせて下げるべきですか。
1本の価格で大手に並ぶのは、院数と仕入れの量の差から難しいことが多く、下げても総額では並ばないことがあります。医師が施術すること、麻酔代を含めた総額、本数の考え方を医師が説明することを料金表の近くに書き、総額で比べられたときに選ばれる形を先に作ります。価格を見直す場合も、商圏の院の公式の料金表を集め、同じ糸・同じ本数の総額で比べてから決めます。
他院で糸リフトを受けた方の相談は、受けたほうがよいですか。
受けるかどうかは貴院の方針ですが、受ける場合は、前回からの期間や糸の状態を診察で確かめることと、状態によっては対応できない場合があることをページに書いておきます。前の院や医師を悪く言う書き方は、ページにもカウンセリングにも入れません。
糸リフトの料金表は、1本の価格と本数ごとの総額のどちらで見せればよいですか?
本数ごとの総額を中心に見せます。ととっぷが2026年10月1日に23院の公式料金ページを調べると、料金を読み取れた22院のうち、本数ごとの総額の表を置く院は7院で、11院は1本の価格が中心でした。1本の価格は糸の種類で10倍以上違うため、1本の価格だけを大きく見せると、患者は自分が何本で総額いくらになるかを読めません。糸ごとに、向く悩み・本数の目安・本数ごとの税込の総額・麻酔代など別にかかる費用・持ちの目安を1つの表にまとめ、実際の本数は診察で決めることを添えます。
カウンセリングをカウンセラーに任せてもよいですか。
予約の受付や費用の説明などをスタッフが担うことはできますが、患者の状態に応じて糸の種類や本数を選んだり勧めたりすることは、医師の医学的な判断を伴う行為です。2025年8月の厚生労働省の通知も、資格のない人が業として行えば医師法に違反するとしています。医師が説明する場面と、スタッフが担う場面を院内で分けておきます。




