
この記事の結論
- 鼻整形の患者は、施術名ではなく見た目の悩みから探し始め、医師の名前と、横顔・斜めまで見られる症例で院を絞ります。美容医療相談室に寄せられた鼻整形の相談のうち70件ほどを読むと、半分を超える相談に医師の名前か「上手な先生を」という言葉が出てきました。
- すでに受けた手術のあとの相談(仕上がりの修正・プロテーゼの抜去や入れ替え・海外で受けたあとの不安)も目立ちました。鼻整形を扱う18院を調べると17院が他院の修正に触れていた一方、プロテーゼの抜去の料金を載せていたのは大手6グループのうち1グループでした。修正・入れ替えは、料金と対応範囲を書いた院が比べる段階に残りやすい入口だと考えます(相談の傾向と18院の調査からの見立てです)。
- ヒアルロン酸・糸、鼻の手術、修正・入れ替えは別の患者として、ページ・広告・数字を分けて集めます。修正のページは、前の院を下げる書き方を避け、対応できる状態・診察してから決める流れ・抜去と入れ替えの料金を書きます。 Metaの広告ライブラリで鼻整形の広告300件を見ると、医師の名前を出す広告が145件、Instagramへ送る広告が85件あり、広告は症例を見てもらう入口として使われていました。
目次
鼻整形は、医師と症例と修正で選ばれます
美容外科・美容クリニックが鼻整形の集客・集患で差をつけるのは、価格だけでなく誰が手術し、その医師の症例が横顔まで見られ、あとで困ったときに受けてもらえるかです。患者は施術名ではなく「団子鼻」「横顔が気になる」といった見た目の悩みから探し始め、医師の名前と症例で候補を絞ります。そして鼻整形には、すでに受けた手術のあとに院を探し直す患者がまとまっています。プロテーゼの入れ替えや他院の手術のあとの修正は、受けると書く院は多くても料金や対応できる状態まで書く院は少なく、書いた院が比べる候補に残りやすい入口だと考えます。
二重整形と同じく、鼻整形も症例で選ばれる施術です。違うのは、鼻は正面より横顔と斜めで変化が分かる部位であること、手術の組み合わせで総額が大きく変わること、そしてプロテーゼのように体に入れたものを何年もあとに取り出す・入れ替える相談が続くことです。この記事では、鼻ならではのこの3点を中心に整理します。
鼻整形の集客は、5つの順番で進めます
- 注入・手術・修正を分けるヒアルロン酸・糸、鼻の手術、修正・入れ替えの3つを、別の患者として考える
- 症例をそろえる正面・横顔・斜めの写真で、もとの鼻・術式・経過から探せるように整理する
- 修正の受け皿を作るどんな状態に、どの方法で対応するかと、抜去・入れ替えの料金を書く
- 術後の通い方を見せる経過の診察の回数と、遠方・海外で受けた患者への対応を決めて書く
- 広告とSEOをつなぐ広告で知ってもらい、医師のSNSで症例を見てもらい、検索し直したときに地域のSEOとリスティング広告で受け止める
次の節で患者の迷いを見たあと、この順番に沿って説明します。料金の話は、2026年10月1日に美容外科の公式料金ページを調べた結果をもとにしています。
鼻整形の相談は、医師選びと術後の悩みが中心
鼻整形の患者がいちばん迷っているのは、どの医師に任せるかと、すでに受けた手術のあとの悩みです。ととっぷが運営する患者向けの相談窓口「美容医療相談室」(これまでの相談は47,000件超)に寄せられた鼻整形の相談のうち、70件ほどを読んだところ、半分を超える相談に医師の名前か「上手な先生を」という言葉が出てきました。候補の医師を2〜3人挙げてどちらがよいかを尋ねる形と、気になる医師の評判と口コミの食い違いを確かめる形が典型です。相談室は医師選びの相談を受ける窓口でもあるため、医師の話が多めに見えている可能性はあります。
もう一つの大きな塊が、すでに受けた手術のあとの相談です。修正や術後の困りごとは、キーワードで数えると相談の約3割、直近の相談を読んだ範囲では4割前後でした。相談室は術後に困った人が第三者に相談しに来る窓口でもあるため、鼻整形の患者全体の中での割合はこれより小さいと見ています。鼻先が上を向きすぎた、鼻の穴が目立つようになった、整形したと分かる鼻になった、という仕上がりの違いがいちばん多く、執刀した医師に問題を認めてもらえない、同じ院ではもう受けたくない、と感じて別の院を探しに来ています。術後1〜4週の時点で、SNSで見る他人の経過写真と比べて「このまま戻らないのでは」と焦る相談も目立ちました。
症例写真は、患者が院を決めた理由として何度も出てきます。症例が好みだったので1院だけ見て決めたという声がある一方、手術のあとに、公式の症例とSNSや口コミサイトで見る経過が違うと不安になる流れもありました。症例は院を選ぶ決め手であると同時に、術後に比べられる基準にもなっています。
患者は、術式の名前ではなく見た目の悩みで相談してきます。団子鼻、あぐら鼻、鼻の穴が目立つ、横顔が気になる、と話したうえで「どの術式が自分に合うのか分からない」と尋ねる相談が繰り返し出てきました。価格を比べて安い院を探す相談はほとんどなく、お金の話が出るのは、修正にいくらかかるか、払った額に結果が見合わない、という文脈がほとんどでした。価格で比べる人は、ポータルサイトや大手の料金ページで比べていて、相談室には来ていない可能性もあります。
鼻カウンセリング大満足
20個くらい質問用意しといたんだけど、全部丁寧に答えてくれて疑問全部解消された✌🏻
検討してた施術の中でいらないものはいらないって教えてくれて、結果鼻尖形成と耳介軟骨移植のみで充分みたい〜
1時間みっちり話せてお見送りまでしてくれていい先生だた。🥲
この患者が満足したのは、質問に答えてもらえたことと、考えていた施術のうち要らないものを外してもらえたことです。鼻整形は術式を組み合わせるほど総額が上がる手術なので、医師が組み合わせを絞って説明することが、そのまま信頼の理由になっています。
このほか、10年以上前に入れたプロテーゼが透けてきた・鼻先が上を向いてきたので抜きたい、という40〜60代の相談がまとまって寄せられていました。地方からは、経過の診察や抜糸に通えるか、オンラインでカウンセリングできるかを気にする声があり、修正のためなら東京まで出るという人も少なくありません。相談室にはI型プロテーゼや鼻中隔延長術などの施術ページがあり、そこから院選びに迷う患者が相談に来ています。
ここから先の症例・修正・術後の通い方・広告の話は、どれもこの迷い(誰に任せるか・術後をどうするか・どの術式か)に、院として先に答えておくためのものです。
鼻整形は、注入・手術・修正を分けて集めます
鼻整形の集客は、ヒアルロン酸・糸の患者、鼻の手術の患者、修正・入れ替えの患者の3つに分けて組み立てます。3つは年齢も、探す言葉も、院に求めるものも違います。相談室では、注入・糸の相談と手術の相談はほぼ別の人から来ていました。ただ、注入から手術に進む患者がどのくらいいるかは院によって違います。まず貴院の予約台帳で、注入で初めて来た患者のうち、その後に手術を受けた人数を数え、注入を手術の入口として扱うかを決めます。
| 違い | ヒアルロン酸・糸の患者 | 鼻の手術の患者 | 修正・入れ替えの患者 |
|---|---|---|---|
| 相談室で見えた姿 | 施術前の院選びの相談は少なく、施術後に「変化を感じない」「戻った」「取り除きたい」と相談してくる | 20〜30代を中心に、鼻先・小鼻・鼻中隔延長などの組み合わせを考える | 最近の手術の仕上がりに悩む人と、昔のプロテーゼを抜きたい40〜60代の2つの山がある |
| 探し方 | SNS・ポータルサイト・「鼻 ヒアルロン酸+地域名」 | 医師名・症例・見た目の悩みの言葉(団子鼻・鷲鼻など) | 「鼻 修正」「プロテーゼ 抜去」「入れ替え」・医師名 |
| 院に求めるもの | 手軽さ・ダウンタイムの短さ・取り除けるか | 医師の経歴・横顔まで見られる症例・術式の組み合わせの説明 | 受けてもらえるか・診察してからの判断・遠方からの通い方 |
| ページで厚くするところ | 持ちの目安・リスク・使う製品の承認の有無・取り除く方法 | 術式ごとの症例・総額・ダウンタイム・術後の通院の回数 | 対応できる状態・抜去と入れ替えの料金・診察の流れ |
相談室では、ヒアルロン酸や糸を「受ける前」に院を相談してくる人は少数でした。目立ったのは、受けたあとに思ったほど変わらなかった、すぐ戻った、手術のあとにもヒアルロン酸が残っていた、糸や充填材の不自然さが気になって取り除きたい、という相談です。注入と糸のページには、効果の持ちの目安と並べて、取り除く方法と費用まで書いておくと、受けたあとに不安になった患者の行き先にもなります。相談室にもヒアルロン酸除去(ヒアルロニダーゼ)のページがあります。
- 注入の予約数が伸びたことを、手術の集客がうまくいっている証拠として見る
- 注入・手術・修正を1つの「鼻整形」のページにまとめる
- 注入と手術の予約数を合算して見る
- 注入・糸、手術、修正でページと広告を分ける
- 手術のページは、見た目の悩みの言葉から術式へ案内する
- 予約・来院・手術の数字を3つの入口ごとに見る
鼻の手術を考える患者は20〜30代が中心で、複数の院のカウンセリングを受けてから決めることを前提に来院することが多く、カウンセリングから手術に進む割合は低めになりがちです(ととっぷが支援の中で見ている傾向です)。予約の数だけで判断せず、カウンセリングのあとに持ち帰った患者へいつ、どう連絡するかまで院内で決めておくと、比べられたあとの選ばれ方が変わります。
手術の患者は、悩みの言葉から術式へ案内します
手術を考える患者は、術式名を知らないまま悩みの言葉で探します。施術ページを術式名だけで並べると、患者は自分に合う手術を選べません。悩みの言葉から術式へたどれる入口を1つ作っておくと、医師の説明とも話がつながります。
| 患者の悩みの言葉 | 説明に出てくることが多い術式の例 | ページに書いておきたいこと |
|---|---|---|
| 鼻が低い・鼻筋を通したい | ヒアルロン酸・糸・I型プロテーゼ・L型プロテーゼ | 持ちの違い、取り出しや入れ替えの可能性 |
| 団子鼻・鼻先が丸い | 鼻尖形成・軟骨移植 | 鼻先の皮膚の厚さで変わり方が違うこと |
| 鼻先を前や下に出したい | 鼻中隔延長 | 軟骨を取る場所、呼吸への影響の説明 |
| 小鼻が広い・あぐら鼻 | 小鼻縮小(切開・切らない方法) | 傷の位置、戻りの可能性 |
| 鷲鼻・鼻筋の段 | ハンプ切除・骨切り | 骨を扱う手術であること、ダウンタイムの長さ |
術式の組み合わせが増えるほど総額は上がり、ダウンタイムも長くなります。調べた18院でも、静脈麻酔代や処置・薬代を別に示す院が7院、モニター価格を最も安い価格として示す院が7院あり、表示価格どうしでは比べられませんでした。ページには、よくある組み合わせ2〜3通りについて、麻酔代・処置代・初診料まで含めた総額の幅と、組み合わせを医師が診察で絞ることを書いておくと、前の節の投稿のような信頼につながります。
鼻整形の症例は、横顔と斜めまでそろえます
鼻整形の症例は、正面だけでなく横顔と斜めの写真をそろえ、もとの鼻・術式・経過で探せる形にします。鼻は、正面ではほとんど変わって見えなくても、横から見ると鼻筋の高さ・鼻先の向き・口元とのバランスが大きく変わる部位です。患者は、正面の写真だけでは自分の悩みが解決されるかを判断できません。
鼻プロテーゼの写真で正面写真いらんねん
短い一言ですが、鼻の症例を探す患者が何を見たいかがよく出ています。プロテーゼで鼻筋を通したい患者が確かめたいのは横顔の変化で、正面の写真が並ぶだけのページは、見たいものに届かないページに見えてしまいます。
| 分け方 | 例 | 患者が確かめたいこと |
|---|---|---|
| 角度 | 正面・横顔・斜め・下から(鼻の穴の形) | 悩みの見え方が、どの角度でどう変わったか |
| もとの鼻 | 鼻根が低い・鼻先が丸い・小鼻が広い・鼻筋に段がある・鼻先が上を向いている | 自分と同じ悩みから、どう変わったか |
| 術式 | ヒアルロン酸・糸/プロテーゼ/鼻尖形成・軟骨移植/鼻中隔延長/小鼻縮小/その組み合わせ | 考えている方法での仕上がりと、組み合わせの意味 |
| 経過 | 固定を外した直後・1か月・3か月・半年以降 | 腫れがいつ落ち着き、完成はいつ頃か |
| 修正 | プロテーゼの入れ替え・抜去・軟骨への置き換え・他院の手術のあとの修正 | 修正でも対応してもらえるか、どう変わるか |
鼻の手術は、腫れが落ち着いて形が見えてくるまでに時間がかかり、直後の写真だけでは仕上がりが伝わりません。同じ患者の、固定を外した直後から数か月後までを並べた症例は、手術を考える人への説明になるだけでなく、手術を受けた患者が自分の経過を確かめる材料にもなります。症例が少ない時期は、モニターとして写真の提供をお願いする院もあります。モニターの条件(撮る角度・経過の期間・掲載場所)は同意書と合わせて決め、モニター価格を広告で目立たせる書き方は、医療広告ガイドラインの「費用を強調した広告」に当たるおそれがあるため避けます。
症例の説明は、写真と同じ場所に書きます
鼻整形の症例写真をホームページに載せるときは、医療広告ガイドラインにより、通常必要とされる治療の内容・費用と、主なリスク・副作用などの詳しい説明を写真に付ける必要があり、リンク先のページに回したり、極端に小さな文字にしたりする形は規制にあたるおそれがあります。費用を払って表示させる広告(リスティング広告やSNS広告など)には、治療前後の写真を載せられません。角度を増やすと写真の枚数が増えるぶん、説明が1枚目の正面の写真にしか付いていないという形になりがちなので、症例ごとに説明の位置を確かめます。照明・距離・表情・角度を術前と術後でそろえ、写真に手を加えないことも前提です。
写真を使う同意は、使う場所(ホームページ・SNSなど)、目元を隠すかどうか、掲載をやめたいときの連絡先まで含めて書面で取ります。鼻は横顔の写真になると本人と分かりやすくなるため、同意の段階で角度ごとに確認しておくと、後の行き違いを防げます。
執刀医ごとに、症例をたどれるようにします
鼻整形の患者は、候補の医師を2〜3人に絞ってから比べるため、症例を執刀した医師ごとにたどれる形にしておくと、比べる段階の答えになります。鼻は同じ術式でも、横顔の高さや鼻先の向きをどこまで変えるかが医師の考え方で分かれます。
- 医師の紹介ページから、その医師の鼻の症例だけを見られるようにし、「横顔はどのくらいの高さを目安にするか」といった仕上がりの方針の説明につなげる
- 医師が複数いる院は、広告や施術ページなど新規の入口で前に出す鼻の担当医を絞り、患者が名前を覚えやすくする
- 医師名で検索したときに他院の広告が表示されていないかを確かめる(広告の出し方は、リスティング広告の節で扱います)
- 指名料を設けている場合は、その有無と金額を料金表に書く
医師の経歴や資格を書く場合は、医療広告ガイドラインで広告できる範囲かを確かめてから書きます。
鼻の希望は「自然に高く」「鼻先を細く」のように言葉にすると人によって意味がずれます。角度ごとに整理した症例を見せながら「この横顔の高さ」「この鼻先の向き」とすり合わせておくと、手術のあとの「思っていた形と違う」を減らすことにもつながります。
鼻の修正と入れ替えの受け皿を作ります
鼻整形の修正・プロテーゼの入れ替えは、受ける院は多いのに、抜去・入れ替えの料金と対応できる状態まで書いている院は少ないため、書いた院が比べる段階に残りやすい入口です。患者は「受けてもらえるか」と「いくらかかるか」を最初に確かめるので、対応できる状態、診察してから決める流れ、料金をページに書いておくことが、そのまま集客になります。
相談室には、修正を考える患者の迷いが具体的に寄せられています。前の手術で入れたものがあることを理由に、別の院でプロテーゼを入れられないと断られた。地元の院で、この手術は今はやっていないと言われた。骨を扱う手術までできる院でないと難しいと言われ、東京で探している。断られた話の数は多くありませんが、一度断られた患者は、受けてもらえると書いてある院を探して検索を重ねます。
修正のページは、4つのことを書きます
- 対応する状態上を向いた・透けた・曲がった・取り出したいなど
- 診察の流れまず診察し、手術を急がない場合もある
- 方法の選択肢抜去のみ・入れ替え・自分の組織への置き換え
- 料金診察料と、抜去・入れ替えの料金
相談室では、10〜30年前に入れたプロテーゼについて、40〜60代から抜去や自分の組織への入れ替えを考える相談がまとまって寄せられていました。最近の手術の仕上がりに悩む20〜30代とは、探す言葉も、気にすることも違います。昔のプロテーゼの相談では、一度で任せられる医師を選びたい、何度も通えないという声が目立ちました。修正のページは、最近の手術の仕上がりの修正と、昔のプロテーゼの抜去・入れ替えを分けて書くと、それぞれの患者が自分のことだと気づきやすくなります。
どこまで前に出すかは、院の診療の中身と地域で変わります。考え方の例は次のとおりです。
| 院の状況 | 修正・入れ替えの打ち出し方の例 |
|---|---|
| 修正の手術を担える医師がいて、症例も出せる院 | 修正のページを独立させ、最近の手術の修正と昔のプロテーゼの入れ替えを分けて厚く書く |
| 大きな都市から離れた地域の院 | 相談室には修正のためなら東京まで出るという声も多い。大きな修正手術で都市部と並ぶより、抜去と、地元で術後を診られること・通いやすさを入口にする |
| 注入・糸が中心の院 | 修正の手術のページは作らず、ヒアルロン酸の除去と、注入の持ち・リスクの説明を厚くする |
抜去と入れ替えの料金は、書いている院が限られます
2026年10月1日に、鼻整形を扱う18院(全国展開の大手6グループ・都内に院を置く6院・地方の主要都市の6院)の公式料金ページを調べると、他院で受けた手術の修正に何らかの形で触れていたのは18院のうち17院で、受けないと書いている院はありませんでした。修正そのものは、多くの院がメニューに置いています。差が出ていたのは、料金の書き方です。
| 見たところ | 大手(6グループ) | 都内に院を置く院(6院) | 地方の主要都市の院(6院) |
|---|---|---|---|
| プロテーゼの抜去の料金を書いている | 1グループ(入れ替え・取り出しを1つの料金の幅で掲載) | 4院 | 6院すべて |
| 抜去の料金を、自院で受けた患者と他院で受けた患者で分けている | なし | 2院 | 3院 |
| 他院修正を軽度・中度・重度などの段階で示している | 1グループ | 1院 | 2院 |
| プロテーゼの最も安い表示価格 | 約7万〜31万円 | 約9万〜38.5万円 | 約15万〜28.6万円 |
大手は、他院修正のメニューや料金は置いていても、プロテーゼの抜去だけの料金を料金ページに書いていない例がほとんどでした。抜去の料金を自院と他院で分けていた5院では、他院で入れたプロテーゼの抜去を、自院の患者の約1.3〜1.5倍にしていました。他院修正を段階で示す院では、軽度で約8万〜11万円、重度で約20万〜55万円と幅があります。鼻の手術の保証の期間をページに明記していたのは、18院のうち2院(いずれも1年)でした。
調べた18院は選んで調べた院で、商圏ごとの相場を示すものではありません。地方の6院は札幌・仙台・名古屋・広島・福岡の院で、都内に院を置く6院には複数の都市に院を持つ院も含みます。表示価格は各院の表記どおりで、税込と税抜の表記が混ざり、プロテーゼの種類(I型・L型など)や静脈麻酔代・処置代を含むかどうかも院ごとに異なり、モニター価格を併記する院もあります。それでも、昔のプロテーゼを抜きたい患者が料金ページで答えを見つけられる院は多くないことは見えてきます。抜去・入れ替え・自分の組織への置き換えの料金と、診察料を分けて書いておくと、比べる段階に残りやすくなります。他院で受けた患者の料金を自院の患者と分ける場合は、その理由(手術の記録がない・入っている材料を確かめる必要がある、など)を添えておくと、患者は受け止めやすくなります。
- 「他院修正もお任せください」とだけ書き、料金も対応できる状態もない
- 抜去と入れ替えが「修正」の1行にまとまっている
- 前の院の手術を問題視する言い回しが入っている
- 対応する状態と、診察してから決める流れを書く
- 抜去・入れ替え・置き換えと診察料を分けて示す
- 受けられない場合があることも、先に書いておく
修正を受けると書くと、受けられない状態の問い合わせも増えます。受ける状態と受けない状態の線引きを医師と言葉にし、受付が電話やLINEで同じように答えられるようにしておく作業に、思った以上に時間がかかります。
鼻整形は、術後の通い方まで見せます
鼻整形では、手術のあとに、どこで、何回、診てもらえるかが院を選ぶ理由になるため、術後の通い方までページで見せます。固定を外す日、腫れの経過の確認、抜糸と、鼻の手術は術後に通う場面が続くためです。地方の患者や、修正のために遠くの院を探す患者ほど、この点を細かく確かめています。
韓国など海外で受けることと比べる話も、相談室に寄せられています。ただ、読んだ範囲では、受ける前に「日本と韓国のどちらにするか」を比べる相談はごく少数でした。多かったのは、海外で受けたあとに国内で困っているという相談です。帰国後に赤みや腫れが出て感染が心配になった、連休などで現地の院と連絡が取れない、近くの院に診てもらえなかった、海外で何度か受けて悪くなったので日本で直せるか知りたい、という声がありました。
- 術後に腫れや赤みが出ても、手術した院に連絡がつかない
- 近くの院で、よそで受けた手術だからと診てもらえない
- 修正のために、どこへ行けばよいか分からない
- 術後の診察の回数と、遠方の人の通い方
- 他院や海外で受けた手術のあとの診察を受けるかどうか
- 受ける場合の流れと、診察・処置・抜去の費用
海外で受けた患者の受け皿になるかは、院の方針で決めることです。受ける場合も、手術の記録が手元にないことが多く、使われた材料が分からないこともあります。「まず診察し、状態によっては手術を急がない・お受けできない場合がある」と書いたうえで、診察の費用と、取り出しが必要になったときの料金を示しておくと、患者は問い合わせる前に見通しを持てます。海外の院や、海外で受けた判断を悪く言う書き方はしません。患者は自分の選択を責められると、相談そのものをためらいます。
| 術後の通い方でページに書くこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 術後の診察の回数と時期 | 固定を外す日・抜糸・1か月・3か月の診察など、術式ごとの目安 |
| 遠方の人の通い方 | 診察をまとめられる日程、写真を送って相談できる窓口の有無 |
| 時間外の連絡先 | 腫れ・出血・発熱のときにどこへ連絡するか |
| 他院・海外で受けた手術のあとの診察 | 受けるかどうか、受ける場合の診察料と処置の費用 |
遠方や海外で受けた患者の診察を受けると、手術の記録がない中での判断や、時間外の連絡への対応が増えます。どこまで受けるか(診察だけか、取り出しまでか)を先に院内で決めておかないと、ページの記載と実際の対応が食い違います。
鼻整形のSNS広告は、何を打ち出しているか(Meta広告300件)
2026年10月10日に、Metaの広告ライブラリ(Facebook・Instagramに出ている広告を誰でも見られる公開の一覧)で「鼻整形」を含む配信中の広告を、表示された約520件のうち300件見ました。数えたのは広告の件数です。1つの院が複数の広告を出しているため、院の数の割合ではありません。打ち出し方を数えると、次の傾向がありました。
| 打ち出していること | 300件のうち | 患者のどの迷いに答えているか |
|---|---|---|
| 医師の名前を出す | 145件 | 院より先に「どの先生に任せるか」で探している |
| 「自然」「整形感のない」など仕上がりの考え方 | 94件 | 自分に似合う鼻が分からない、理想が伝わるか不安 |
| モニター | 90件 | 費用を抑えたい |
| 「セット」「プラン」など組み合わせの総額 | 87件 | 術式の組み合わせで、最終的にいくらかかるか分からない |
| 送り先がInstagram(症例が並ぶ場所) | 85件 | 症例を自分で見比べて決めたい |
| ダウンタイム・腫れ・ギプス | 62件 | 仕事や学校をどれだけ休むことになるか |
| 形成外科・専門医・学会 | 51件 | 失敗したくない、経歴で選びたい |
| 他院の修正・再手術 | 39件 | 一度受けて満足できなかった |
長く出し続けている広告ほど、成果が出ている可能性が高いと考えられます。掲載が1年前後続いていた広告(350〜497日)には、「ギプスなし・会社勤めでもできる」とダウンタイムの不安に先回りするもの、団子鼻・鷲鼻など悩みごとのセット価格で総額を先に見せるもの、「将来を考える鼻整形」と後悔しないための考え方を打ち出すものがありました。どれも、患者の不安を1つに絞って答え、症例が見える場所(医師のInstagramや鼻専用のページ)へ送っている点が共通しています。鼻は広告を見てすぐ予約する施術ではなく、患者が症例を調べ上げてから決める施術なので、広告は予約させる場所というより、症例を見に来てもらう入口として使われています。
仕上がりの考え方は、自院の言葉で出します
「整形感のない鼻」「手術したと気づかれない鼻」のような考え方は、患者が「この先生なら伝わりそう」と感じる手がかりになります。ただ、同じ言葉はすでに多くの院が使っていて、院のプラン名になっている言葉もあります。医師が長く大事にしてきた考え方を、その医師ならではの言い方で、症例と一緒に説明するほうが埋もれにくくなります。言葉だけが先に立つと、医療広告の上では誇大な表現と受け取られるおそれもあるため、症例の説明とセットで出します。
鼻整形の広告とSEOは、認知から検索へつなぐ
鼻整形の広告とSEOは、広告で院と医師を知ってもらい、医師のSNSで症例を見てもらい、院名・医師名や術式で検索し直したときに地域のSEOとリスティング広告で受け止める、という順で組みます。鼻整形は若い患者が多く、手術を決めるまでの検討が長い施術で、広告を一度見ただけで決める患者は多くありません。手術と修正の患者に届く接点の中心は、執刀する医師がInstagramやXで、症例と考え方を淡々と出し続けることで、広告はその発信を届ける範囲を広げる役と、院名・医師名で調べ直す人を受け止める役に回します。そのうえで、注入・糸の患者、手術の患者、修正の患者は違う言葉と場所で院を探すため、広告と数字はこの3つで分けます。同じ予算を「鼻整形」の一語に入れると、どの患者が来て、どの患者が手術まで進んだのかが見えなくなります。
| 手段 | 主に届く患者 | 何で評価するか |
|---|---|---|
| 医師・院のSNSアカウント、ポータルサイトの症例投稿 | 手術と修正の患者。医師の名前を覚えて調べ直す人 | 医師名・院名の検索の増え方と、そこからの予約 |
| 地域のSEO(地図と施術ページ) | 手術と修正の患者。術式や修正・入れ替えの言葉と地域名で探す人 | 術式ごとの施術ページの表示回数と、そこからの予約 |
| リスティング広告 | 院名・医師名で調べ直す患者、術式や修正の言葉で探す患者 | Web予約の数と、予約台帳で見た来院・手術の数 |
| Instagram・FacebookなどのSNS広告 | 鼻の形が気になり始めた患者、注入や糸を考える患者 | 届いた人数と、その後の院名・医師名の検索の増え方 |
地域のSEO:修正と入れ替えのページを先に作ります
「鼻整形」のような施術名だけの検索は、全国に院を持つグループのページが上位に並びやすく、院数の少ない院が同じ言葉で争っても手間に見合いにくいことがあります。先に固めたいのは、術式ごとのページと、修正・入れ替え・抜去のページです。修正の患者は受けられる院を探して検索を重ねるため、どんな状態に、どの方法で対応するのかが書かれたページは、比べる候補に残りやすくなります。施術ページは、注入・糸、プロテーゼ、鼻先の手術(鼻尖形成・軟骨移植・鼻中隔延長)、小鼻、修正で分け、それぞれに症例・総額・ダウンタイムの目安・術後の通院の回数を載せます。
地図の検索では、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出る院の情報)も整えます。順位の考え方はGoogleの公式ヘルプに、クチコミの頼み方の決まりはGoogleのポリシーにあります。鼻整形では、カテゴリと施術の説明に修正・入れ替えに対応していることまで書いておくと、修正を探す患者の検索とつながります。
リスティング広告:注入・手術・修正を分けて見ます
リスティング広告は、院名・医師名、注入・糸、手術、修正を別々のまとまりにして見ます。「鼻整形」のような広い語は、大手と取り合って1件あたりの費用が上がりやすいため、検索広告は院名・医師名と修正の語に絞り、知ってもらう役はSNS広告に任せる組み方が合わせやすいと考えています。鼻整形では、注入は予約が多く入っても手術の数字には結びつきにくく、修正は件数が少なくても手術に進みやすいという違いがあり、混ぜて見ると、修正の語の予算が削られても気づけません。手術を考えていない人の鼻の検索にも表示されることがあるため、検索された語句の一覧も定期的に見直します。
| 設定 | 見落としやすいところ |
|---|---|
| 院名・医師名 | 鼻整形では、とくに名前の知られた医師ほど、他院がその院名や医師名の検索に広告を出してくることがある。実際に検索して、他院の広告が先に出ていないかを定期的に確かめ、自院の院名・医師名の広告も出しておく |
| 出し続け方 | 鼻の手術は複数の院を回ってから決めることが多いため、1か月の手術数だけで止めない。予算は小さくても出し続けて、院名と医師名を知ってもらう状態を保つほうが、あとの院名・医師名の検索につながる |
| 評価の単位 | キーワードごとの判断は、広告で計測できるWeb予約の数で行う。来院・手術と手術あたりの費用は、予約台帳で経路別・術式別に月単位で見て、件数の少ない術式は数か月の合計で判断する。LINEや電話の予約は管理画面に出ないため、台帳の経路の記録とあわせて読む |
| 持ち帰った患者 | カウンセリングのあとに院から連絡する流れ(誰が・いつ・何を送るか)を決めておく。連絡は、あとから連絡してよいかの同意を得た人にだけ送る |
美容整形などの体に手を加える施術は、Googleの広告ポリシーでデリケートな健康情報として扱われ、一度サイトを訪れた人を追いかける広告(リマーケティング)が使えない場合があります。広告文は広告できる事項の範囲で書き、症例や詳しい説明は開いた先の施術ページで行います。
ポータルサイトは、注入と手術で使い方を分けます
ホットペッパービューティーやトリビューなどのポータルサイトは、鼻のヒアルロン酸や糸のように1回で終わる比較的手軽な施術を探す患者が院を比べる場所の一つです。手術の患者は、ポータルサイトで価格を見るより、医師名と症例で院を絞り込む傾向が相談室でも見えました。ポータルサイトには注入・糸のメニューを、持ちの目安・使う製品・取り除く費用まで書いて出し、手術は公式の施術ページと症例へ案内する形にすると、入口と中身が食い違いにくくなります。ポータルサイトでの価格の付け方は、ポテンツァの集患の記事でも扱っています。
なお、ととっぷは患者向けの美容医療相談室を運営しており、クリニックの掲載は無料です。L型プロテーゼや鼻尖縮小術3D法などの施術ページから、医師選びや修正先に迷う患者が相談に来ます。ご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
SNS:横顔の悩みは、医師の説明で届けます
鼻の形が気になり始めた患者や、注入・糸を考える患者には、InstagramなどのSNSが届きやすい接点です。Metaの広告規定は、美容の施術の広告を18歳以上だけに配信することを求め、見た目を否定したり不安をあおったりする表現を制限しています。治療前後の写真は、Metaの規定とは別に、医療広告ガイドラインの上で費用を払って表示させる広告には載せられません。広告では、医師が「横から見た鼻の高さと口元のバランス」のような見方を説明する素材を使い、症例は開いた先のページで見てもらう形にすると、両方の決まりの中で鼻ならではの悩みに触れられます。
医師や院長の個人のアカウントでも、院名や予約先につながる症例の投稿は、患者を誘引する目的があれば医療広告の規制の対象になり得ます。医師・院のSNSアカウントやポータルサイトの症例投稿で治療前後の写真を載せる場合も、ホームページと同じく、横顔や斜めの写真ごとに治療の内容・費用・主なリスクや副作用の説明を添えます。有料の掲載枠や個人のアカウントでどこまで載せられるかは、厚生労働省の事例解説書の原文と各媒体の規定で確かめてください。
SNS広告は、1か月の予約数だけで止めずに判断します
鼻のSNS広告は、出してすぐに予約が増える形にはなりにくく、1か月の予約数だけで止めると、症例を見て検討している途中の患者を取りこぼします。ととっぷでは、少額で3か月を目安に続け、予約数に加えて、医師のアカウントのフォロー数、院名・医師名の検索の増え方、カウンセリングからの成約率をあわせて見て判断することをおすすめしています。
始める前に確かめておきたいのは、広告から来た予約を、それ以外の予約と分けて数えられるかです。SNS広告の管理画面に出る予約の数と、院のフォームや予約台帳で数えた数が合わないと、効果を判断できないまま予算だけが動きます。フォームに届いた新規の予約を、経路ごとに分けて見られる状態にしてから始めます。
鼻整形の広告で避けたい表現と言い換え
鼻整形の広告で止まりやすいのは、「バレない」「一生もの」のような言い切り、使う材料の承認の有無の書き漏れ、前の院を下げる修正の打ち出しです。施術ページ・症例・広告は、院が特定できて患者を誘引する目的があれば、医療法の広告規制の対象になります。症例写真の条件は前の節で触れたので、ここでは残りを見ます。
医療広告ガイドライン(令和8年3月30日最終改正)は、医薬品医療機器等法で承認されていない医薬品・医療機器、または承認と違う使い方をするものを自由診療で使う場合、限定解除の要件として次の5つを十分に書くよう求めています。①未承認であること ②医師の個人輸入など入手の経路 ③同じ成分や性能の国内承認品があるか ④主要な欧米各国で承認されている場合の重大な副作用などの海外の情報(承認国がなく情報が足りない場合は、重大なリスクが明らかになっていない可能性があること) ⑤公的な副作用の救済制度の対象にならないこと。プロテーゼや鼻に入れるヒアルロン酸・糸などで、貴院が使う製品がこれに当たるかは、製品ごとに確かめてください。リンク先のページに回したり、小さな文字で書いたりする形は、規制にあたるおそれがあります。
修正の打ち出しも、書き方を誤りやすいところです。ガイドラインは、他の医療機関と比べて自院が優れていると示す広告(比較優良広告)を、事実であっても規制の対象にしています。「他院で失敗した鼻を直します」「修正なら当院」のように前の院を下げたり、自院が上だと読める書き方は避け、どんな状態に、どの方法で対応し、診察してから手術をするかどうかを決めるのかという進め方を書きます。鼻整形のページと広告でよく見る言い回しを、あたるおそれのある規制ごとに並べます。
| やってしまいがちなこと | あたるおそれのある規制 | 代わりに示すこと |
|---|---|---|
| 「他院修正の名医」「修正なら当院」と打ち出す | 比較優良広告・誇大な広告 | 他院で受けた手術の修正に対応していることを、対応できる状態・方法・診察してから決める流れとあわせて書く |
| 「バレない」「一生もの」「自然な鼻に必ずなる」と言い切る | 誇大な広告・誤認させるおそれのある広告 | 腫れが落ち着くまでの期間の目安と、将来の取り出しや入れ替えの可能性 |
| 未承認の材料を使うのに、承認の有無や入手経路を書かない | 限定解除の要件を満たさない広告 | 未承認であること・入手経路・国内の承認品の有無・海外の情報・救済制度の対象外であること |
| 横顔の写真だけを並べ、費用やリスクの説明は別のページに置く | 患者を誤認させるおそれのある治療前後の写真 | 角度ごとの写真のそばに、治療の内容・費用・主なリスクや副作用を書く |
| モニター価格や期間を区切った値引きを前面に出す | 費用を強調した広告(品位を損ねる広告の例) | 通常の価格と、麻酔代・処置代を含めた総額、モニターの条件 |
| 患者の術後の感想をページに転載する | 治療の内容・効果に関する体験談の広告 | 転載せず、患者が迷いやすい点(術式の選び方・術後の経過・修正)への院の説明として書く |
| 「芸能人も通う」のように、著名人との関わりを強調する | 著名人との関連性を強調する表現(比較優良広告として扱われる) | 医師の経歴や症例など、確かめられる事実 |
| 依頼して書いてもらった投稿を、広告と分からない形で使う | 景品表示法のステルスマーケティングの規制 | 依頼した投稿は、広告であることが分かるように表示する。広告と表示しても、治療の内容や効果についての体験談は医療広告として使えない |
カウンセリングの進め方にも、国の目が向いています。厚生労働省の「美容医療の適切な実施に関する検討会」の報告書は、契約のときに守るルールとして、医師の説明の内容、いわゆるカウンセラーとの役割分担、即日の治療の原則禁止などを、関係学会のガイドラインに盛り込む方向を示しました。鼻の手術は、術式の組み合わせで総額が大きく変わり、取り出しや入れ替えまで見通して決める手術です。医師が術式と将来の取り出しの可能性まで説明し、患者が持ち帰って考えられる流れにしておくと、学会のガイドラインが示されたときの手戻りも小さくなります。
広告の媒体にも独自の審査があり、鼻整形の広告は、医療広告ガイドラインに沿っていても、横顔の変化を見せる素材や鼻の形に触れる文言で、媒体の審査に止まることがあります。個別の表現は、厚生労働省の医療広告ガイドライン・Q&A・事例解説書の原文と、各媒体の広告ポリシーの両方で確かめてください。
鼻整形の支援では、使う材料の承認の有無と記載、修正のページの言い回し、角度ごとの症例の説明の3つを、出す前に医療広告ガイドラインと各媒体の規定に照らして確かめることを最初の工程に置いています。修正を前に出すほど比較に読める言い回しが入りやすいため、ページと広告の両方で同じ確認をかけます。
鼻整形の集客は、ととっぷにご相談ください
鼻整形の集客の5つの順番は、どれも院内で始められます。最初の一歩は、貴院の症例に横顔と斜めの写真がそろっているかを見直し、もとの鼻の悩みと術式で並べ替えてみることです。
ただ、鼻整形ならではの手間もあります。症例は角度ごとに説明の位置と同意を確かめる必要があり、修正のページは、受けられる状態と受けられない状態を医師と言葉にする作業から始まります。使う材料の承認の有無は製品ごとに確かめ、未承認のものは決まった項目を書き足す必要があります。鼻整形で手が止まりやすいのは、次のところです。
| 順番 | 手間がかかる・判断が難しいところ | ととっぷでお手伝いできること |
|---|---|---|
| 注入・手術・修正を分ける | 注入・手術・修正のどれに主に届けるか、注入を手術の入口として扱うか | 商圏と貴院の診療に合わせた優先順位の整理 |
| 症例をそろえる | 角度・もとの鼻・術式での整理と、角度ごとの説明と同意 | 症例ページの構成と、説明の表現の見直し |
| 修正の受け皿を作る | 受ける状態・受けない状態の線引きと、比較に読めない言い回し | 修正・抜去・入れ替えのページの構成と料金の見せ方の整理 |
| 術後の通い方を見せる | 遠方・海外で受けた患者への対応の範囲と、時間外の連絡 | ページに書く項目と、問い合わせの導線の整理 |
| 広告とSEOをつなぐ | 医師のSNS・SNS広告・地域のSEO・リスティングの配分と、数か月先の手術までの計測 | 広告(検索広告・SNS広告)の設計と運用、地図と施術ページの改善 |
| すべての段階 | 医療広告ガイドライン・未承認の材料の記載・各媒体の規定 | ページ・症例の説明・広告文・SNS素材の表現の確認 |
ととっぷは、美容医療を中心に100院以上のクリニックを支援しており、患者向けの「美容医療相談室」も運営しています。相談室には、鼻整形の医師選びの相談や、昔入れたプロテーゼの抜去・入れ替え、海外で受けた手術のあとの相談が寄せられています。
修正をどこまで受けるか、症例をどこから並べ直すかで迷っている段階でも構いません。鼻整形のいまの料金表、修正や抜去を受けているかどうか、月ごとのおおよそのカウンセリング予約の数、いま出している広告やポータルサイトの有無が分かれば、どこから始めると貴院に合いそうかを一緒に整理できます。医療専門のFDMによる、無料の集客診断からでも、相談だけでも、お気軽にどうぞ。
院内でそのまま使える
鼻整形の集客 見直しチェックリスト
チェックして確認できます。印刷してスタッフと共有することもできます。
よくある質問
他院で入れたプロテーゼの抜去だけを頼まれたら、受けたほうがよいですか。
受けるかどうかは院の方針で決めることですが、受ける場合は「まず診察し、状態によっては手術を急がない・お受けできない場合がある」と先に書いておくと、問い合わせの段階での行き違いが減ります。前の手術の記録がなく、入っている材料が分からないこともあるため、診察料と、抜去・入れ替えそれぞれの料金を分けて示しておきます。抜去の相談は、そのあとの入れ替えや自分の組織への置き換えの相談につながることもあります。
症例写真に横顔を載せると、患者の同意が取りにくくなりませんか。
横顔は正面より本人と分かりやすいため、同意の段階で角度ごとに載せてよいかを確かめておくと、後の行き違いを防げます。目元を隠すかどうか、使う場所(ホームページ・SNSなど)、掲載をやめたいときの連絡先まで書面で取っておきます。横顔を載せられない症例は、斜めの写真だけでも、正面だけより変化が伝わります。
鼻のヒアルロン酸を安くすれば、手術の患者も増えますか。
美容医療相談室の相談を見る限り、ヒアルロン酸や糸の患者と手術の患者は、院に求めるものも探し方も違いました。注入の価格を下げて手術への切り替えを当てにするより、注入は注入、手術は手術で、それぞれの言葉とページで集めるほうが数字も読みやすくなります。注入のページには、持ちの目安と並べて取り除く方法と費用を書いておくと、受けたあとに迷う患者の行き先にもなります。
海外で鼻の手術を受けた人から、術後の診察を頼まれることがあります。
受けるかどうか、受ける場合に診察だけか処置や取り出しまでかを、院内で先に決めておきます。受ける場合は、手術の記録がない中で診察してから判断すること、診察料と処置の費用の目安をページに書いておくと、患者は問い合わせる前に見通しを持てます。海外の院や、海外で受けた判断を悪く言う書き方はしません。
鼻の手術にも、保証を付けたほうがよいですか。
2026年10月1日に鼻整形を扱う18院の公式ページを調べたところ、鼻の手術の保証の期間を明記していたのは2院(いずれも1年)でした。付けるかどうかは院の方針で決めることですが、付ける場合は期間・対象になる状態・対象外・再手術の費用の扱いまで書いておくと、問い合わせの段階での行き違いが減ります。他院で受けた手術の修正を保証の対象外にする院もあるため、その扱いも分けて書きます。
鼻整形のSNS広告は、どのくらい続けてから判断すればいいですか?
1か月の予約数だけで止めると、症例を見て検討している途中の患者を取りこぼします。ととっぷでは3か月を目安に続け、予約数に加えて、医師のアカウントのフォロー数、院名・医師名の検索の増え方、カウンセリングからの成約率をあわせて見ることをおすすめしています。始める前に、広告から来た予約をほかの予約と分けて数えられるようにしておきます。




