
この記事の結論
- ポテンツァは多くの院が持つ機種なので、機器の性能や症例だけでは差がつきにくく、メニューの組み方・値付け・通いやすさで比べられる場面が増えています。
- 進める順番は、他院の実例からメニューを決める、商圏の相場から価格を決める、ページを作り込む、患者の動きを描いてどの段階で選ばれるかを決める、接点を取りに行く、の5つです。価格は、商圏の競合が出している総額と、貴院の1回の原価から出した下限の間で決め、ポータルサイトの安い価格には通常価格を合わせません。
- 接点は、地域のSEO(地図と施術ページ)で比べる段階の候補に入り、小さな予算でもリスティング広告で院名と「ポテンツァ+地域」を押さえ、余力に応じてMeta・TikTokで気になる段階の人に届ける、という役割分担で考えます。
目次
差がつくのは機器ではなく、メニューと値付けです
ポテンツァ(細い針と高周波を組み合わせたマイクロニードルRFの機器)は多くの院が扱っているため、集患の差は機器そのものより、メニューの組み方と値付けでつきます。2026年9月29日に調べたところ、口コミポータルサイトのトリビューで「ポテンツァ」を扱う東京都の院は113件、ホットペッパービューティーで「ポテンツァ」を検索してヒットする東京都の院は202件ありました(掲載していない院は数に入らないため、実際に扱う院はこれより多いと考えられます)。
これだけ広まった機種では、患者は「ポテンツァを受けたい」と先に決めてから、どの院で受けるかを比べます。比べる材料は、機器の性能や院長の症例より、何の悩みに、いくらで、何回で、通いやすいかです。同じ機器を持つ院が近くに何軒もある以上、「当院もポテンツァを導入しました」「最新の機器です」という打ち出しは、選ぶ理由になりにくくなっています。
ポテンツァの集患は、5つの順番で進めます
ポテンツァの集患は、メニューを決める、価格を決める、ページを作り込む、患者の動きを描く、接点を取りに行く、の順で進めます。この順番で考えると、院内で進められることと、つまずきやすいところが分かれて見えてきます。
- メニューを決める他院の実例を見て、何の悩みに、どのチップと薬剤で出すかを決める
- 価格を決める商圏の相場と原価から、初回・通常・回数券の価格を決める
- ページを作り込む総額・回数・他院との違いが伝わる形にする
- 患者の動きを描くどの段階で選ばれるかを決める
- 接点を取りに行く地域のSEO・リスティング・SNS広告で取りに行く
次の節で患者の迷いを見たあと、この順番に沿って説明します。料金とメニューの話は、2026年9月29日に東京と大阪のクリニックの公式料金ページと、ポータルサイトの掲載価格を調べた結果をもとにしています。
患者は、院・料金・自分に合うかで迷っています
ポテンツァを検討する患者がいちばん迷っているのは、どの院で受けるかです。ととっぷが運営する患者向けの相談窓口「美容医療相談室」(これまでの相談は47,000件超)に寄せられたポテンツァの相談のうち、50件ほどを読んだところ、院・医師選びの相談が最も多く、次いで料金の高い安い、ほかの施術との比べ方が続いていました。
相談の中には、格安の広告を見て来院したら、その日のうちに別の高額な施術を契約していた、という声や、何回か受けて変化が見えず、別の院や施術に移ったという声もありました。院として先に決めておきたいのは、来院後に薬剤や回数券を提案するときに、総額と回数を示し、その日に決めなくてよいと伝えるかどうかです。同じ迷いは、Xの投稿にも出ています。
ポテンツァとか安いって飛びついても麻酔クリーム別料金だと、結局そうでもないところとあるから、表記の仕方って大事だなーって思うことある🤔
患者は、見出しの価格だけでなく、麻酔代やチップ代を足した総額で比べています。見出しを安く見せても、来院後に上乗せがあると分かった時点で、院への信頼が下がります。
悩みでは、ニキビ跡・クレーターの相談が最も多く、次いで毛穴、赤み・酒さでした。誰が施術するのか、針の深さを誰が決めるのかを気にする相談もありました。前者は次の節で見る他院のメニューの並びと重なり、後者は、医師が施術することを違いとして打ち出す院にとって、そのまま説明の材料になります。
東京行って肌メンテでポテンツァ受けたい!
どこおすすめですか?
地方から、都内で受けたいと考える患者もいます。相談室でも、首都圏の外からの相談で「地元で受けてよいか」と迷う声が目立ちました。地方の院にとっては、地元で受けられる理由を伝えることが、そのまま集患になります。
ととっぷが支援の中で見ている限りでは、ポテンツァに興味を持ちながら予約まで進まない患者が止まるのは、まず価格、次に痛みです。施術ページの上のほうで、込みの総額と、麻酔などの痛みへの対策を先に答えておくと、この2つで離れる患者を減らせます。
ここから先のメニュー・値付け・ページ・広告の話は、どれもこの3つの迷い(どこで・いくらで・自分に合うか)に、院として先に答えておくためのものです。
メニューは、他院の実例から決めます
ポテンツァのメニューは、メーカーの資料より、他院が何の悩みに、どのチップと薬剤で、いくらで出しているかを見て決めます。ポテンツァはチップと組み合わせる薬剤で狙う悩みが変わり、院ごとに独自のメニューを組んでいます。2026年9月29日に、東京と大阪でポテンツァを扱う18院の公式料金ページを調べ、メニューを型に分けると次のようになりました。
| メニューの型 | 出している院(18院中) | 打ち出している悩み | 全顔1回の通常価格の幅 |
|---|---|---|---|
| 針だけ(薬剤なし) | 18院 | 肝斑・毛穴・赤み・酒さ | 約2.9万円から。上は院による差が大きく、6万円台以上の院もある |
| ダイヤモンドチップ(針なし) | 14院 | たるみ・引き締め・小顔 | ショット数で価格を分ける院が多い |
| ドラッグデリバリー+マックーム | 11院 | ニキビ跡・クレーター | 約5万〜16.8万円 |
| +ジュベルック | 8院 | ニキビ跡・毛穴・肌質改善 | 約5.5万〜9.4万円 |
| +エクソソーム | 7院 | 肌質改善(悩みの記載は少ない) | 約5.9万〜16.3万円 |
| +ボトックス | 6院 | 美肌として出す院が多い | 約5.1万〜9万円 |
| +リジュラン | 4院 | 記載は少ない | 約6.6万〜8.9万円 |
| ニキビ用のチップ(個数や範囲で課金) | 7院 | 炎症のあるニキビ | 全顔は約3.9万〜5万円 |
数え方は、料金表にその型のメニューが1行でもあれば1院としています。薬剤を組み合わせる型は、単独のメニュー名で出す院と、基本の施術代に薬剤代を上乗せするオプションで出す院の両方を含みます。18院は選んで調べた院で、商圏ごとの相場や全国の比率を示すものではありません。10月1日に回数券を調べた19院の中には、針だけの全顔が6.6万円の院や、医師が施術すると13.2万円になる院もありました。
メニューの切り方は、院によって3通りに分かれます
同じポテンツァでも、料金表の組み方は院によって大きく違いました。
| 切り方 | 料金表の見え方 | 向いている院 |
|---|---|---|
| 悩み別 | 「ニキビ跡・陥凹プラン」「肝斑プラン」「小じわプラン」のように、悩みの名前でプランを並べる | 患者が悩みから選ぶ前提で、カウンセリングで中身を決めたい院 |
| チップ別 | 「ポテンツァCP【ニキビ痕】」「ポテンツァS【赤ら顔】」のように、チップ名と悩みを組み合わせて体系化する | 医師がチップを選ぶ理由を説明したい院 |
| 基本+薬剤の足し算 | 基本の施術代に、マックーム・ジュベルック・エクソソームなどの薬剤代を足していく | 薬剤の選択肢を多く持ち、単価を積み上げたい院 |
エクソソーム・ジュベルック・リジュラン・ボトックスは、18院の多くでオプション扱いでした。「ボトックスポテンツァ」「ジュベルック ポテンツァ」のように、薬剤の名前を冠した単独メニューにしている院は一部です。ほかにも、同じ施術で医師が行う場合と看護師が行う場合の価格を分ける院や、平日だけ価格を下げる院がありました。メニューの名前と切り方そのものが、他院との違いを見せる場所になっています。
単価は、針だけの施術、ドラッグデリバリー、高い薬剤の組み合わせの順に上がり、同じ院の中で2〜3倍の差がつく例が複数ありました。たとえば、ある大手チェーンでは毛穴の全顔が35,200円、ニキビ跡に薬剤を組み合わせたメニューが82,500円でした。薬剤を別建てで上乗せする院の上乗せ額は、マックームが5,000〜5,500円、エクソソームが1.1万〜3.3万円、リジュランが1.1万〜2.5万円でした。
チップと薬剤の組み合わせを全部メニューに並べると、患者もスタッフも選べなくなります。入口(単価を抑えた毛穴・肝斑などのメニュー)、主力(ニキビ跡に薬剤を組み合わせたメニュー)、上位(高い薬剤を使うメニュー)の3段程度に絞ると、カウンセリングでの提案と価格表の説明が同じ順番になります。
打ち出す悩みは、流行で入れ替わります
料金を調べた院の施術ページの見出しでは、ニキビ跡と毛穴を前面に出す院が最も多く、次いで肝斑・赤み、たるみの順でした。ただ、この並びは固定ではありません。後継機のポテンツァプライムでは、肝斑や赤みに向けた新しいチップ名を掲げる院が出ており、組み合わせる薬剤も、エクソソームやリジュランのように話題になるものが入れ替わっていきます。メニューと打ち出す悩みは、半年に1回ほど商圏の競合の施術ページを見直して、組み替える前提で持っておくほうが、導入時のメニューのまま売り続けるより実情に合います。
ととっぷが支援の中で見ている限りでは、導入して間もない院と、数年たって予約が落ちてきた院とで、最初に見直すところは大きく変わりません。新しい予約の数が落ちる原因は、院の中よりも、流行の悩みの入れ替わりや扱う院の増加といった市場の側にあることが多いためです。ただし、予約の数は保てているのに来院や2回目の予約が減っている場合は、市場より先に、予約→来院→2回目のどこで患者が抜けているかを見ます(後のポータルサイトの節で触れます)。
シルファームXと比べられる前提で考えます
ポテンツァを探す患者は、同じマイクロニードルRFのシルファームXとも比べています。シルファームXを置く8院の公式ページを見ると、8院すべてが肝斑と赤み・赤ら顔を悩みの先頭に挙げ、全顔1回の価格は2.5万〜6.9万円でした。院が患者向けに書いている比較記事では、比べる軸はほぼ次の4つに集まっていました。
| 患者が比べる軸 | 院の比較記事でよく書かれていること | ポテンツァ側で用意しておく説明 |
|---|---|---|
| 肝斑・赤みに向くか | シルファームXは肝斑・赤み向きとして紹介されることが多い | 貴院が肝斑や赤みにどのチップを使い、どう組むのか |
| 薬剤を入れられるか | ポテンツァは薬剤を届ける機能があることが違いとして挙がる | どの悩みに、どの薬剤を組み合わせるのか |
| 痛み・ダウンタイム | どちらもダウンタイムの目安を並べて比べる | 麻酔の方法と、赤みが引くまでの目安 |
| 価格 | シルファームXのほうが安い目安で紹介されることが多い | 薬剤込みの総額と、回数券の総額 |
効果の優劣は院ごとの説明で、比べた公的なデータはありません。院長の側で決めておきたいのは、患者から「シルファームとどう違うのか」と聞かれたときに、施術ページと受付で同じ答えを返せるかです。肝斑や赤みを前面に出すなら価格でシルファームXと比べられやすく、ニキビ跡や毛穴に薬剤を組み合わせるメニューを主力にするなら、薬剤を入れられることが違いとして説明しやすくなります。
ポテンツァの価格は、商圏の相場から決めます
ポテンツァの価格は、商圏の競合が出している総額と、貴院の1回あたりの原価から出した下限の間で決めます。患者は近くの院の価格を並べて比べるため、商圏の競合が、どのチップと薬剤で、初回と通常をいくらで出しているかを先に調べ、そのうえで貴院の初回価格と通常価格を決めます。
- 商圏の範囲を決める貴院に通える駅と、患者が比べそうな近くの繁華街を決めます。地方では、車で通える範囲や、患者が足を延ばしそうな県庁所在地まで含めて考えます。
- 商圏の院を洗い出すその範囲にある美容皮膚科・美容外科を一覧にし、ポテンツァを置いているか、同じ悩みに使う別の施術(シルファームXなどのニードルRFや、ほかの肌治療)を出しているかを書き込みます。ポータルサイトに載っていない院もあるため、Googleマップと各院のサイトもあわせて確かめます。
- 競合の公式の料金表を集めるポテンツァを扱う院と、同じ悩みで比べられる施術を出す院を選び、公式サイトの料金ページから、チップ・部位・薬剤・初回価格・通常価格・回数券の価格を表にします。
- ポータルサイトの掲載価格を別の列に書く同じ院がポータルサイトに出している価格を、公式の価格とは別の列に並べます。
- 条件をそろえて比べる麻酔代・チップ代・薬剤代・初診料が込みかどうかをそろえ、総額で比べます。見出しの価格だけを比べると、込みの院が高く見えます。
- 貴院の1回の原価から下限を出すチップ代・薬剤代・麻酔代・施術とカウンセリングの時間などを足し、これ以上は下げられない価格を先に決めておきます。ただし初回は1回で利益を出す場所ではなく、2回目以降に続く患者まで含めて回収できるかで考えます。
- 初回・通常・回数券の価格を決める競合の価格帯と貴院の下限の間で、初回をどこまで下げるか、何回の回数券で続けてもらうかを決めます。初回は、薬剤を組み合わせた高いメニューより、針だけの単体の価格で出すほうが予約は入りやすくなります。予約の数が、そのまま2回目につなげる機会の数になるためです。薬剤は、来院後のカウンセリングで悩みに合わせて足す形にします。足すときは1回の総額と回数の目安を先に示し、その日に決めなくてよいことも伝えます。安い初回で呼んで、当日に高額な契約を迫る院だと受け取られないためです。回数券の組み方の他院の例は、この後の表のあとにまとめています。
参考までに、2026年9月29日に、メニューを調べた18院とは別に料金を比べた東京と大阪の15院(2つの調べの院の重なりは記録していません)の公開料金では、次のような幅がありました。
| 項目 | 調べた15院の幅 |
|---|---|
| 初回価格と通常価格の差 | 1回あたり0〜40%引きの院が多い。初回割を置かない院もある |
| 全顔の通常価格 | 調べた院では約2.9万円から16.8万円まで(これより安い院・高い院もある)。チップと薬剤の組み合わせで大きく変わる |
| 麻酔代 | 込みの院と、別に3,300円などを加える院に分かれる |
| 大手と個人院の違い | 大手が安く個人院が高い、という一方向の傾向は見られない |
この表は15院の抜き取りで、商圏ごとの相場を示すものではありません。貴院の値付けに使うのは、あくまで貴院の商圏で集めた表です。そのうえで、下限を出すための原価は、次の項目を院の実額で埋めておくと、値下げの判断を感覚でせずに済みます。
| 1回あたりにかかるもの | 確かめること |
|---|---|
| チップ代 | 患者ごとに使い捨てにする前提で、仕入れ値を1回あたりに直す |
| 薬剤代 | 組み合わせる薬剤の1回に使う量と仕入れ値 |
| 麻酔代 | 麻酔クリームなどの1回分と、効くまでの待ち時間 |
| 人の時間 | カウンセリング・施術・後処置にかかる医師と看護師の時間 |
| ポータルサイトの手数料 | ポータルサイト経由の来院にかかる成果報酬(掲載する場合) |
回数券は、2026年10月1日に公式料金ページで価格を確かめた19院(大手チェーン・都内の個人院・地方の院)のうち15院が置いていました。針だけのメニューでは3回か5回が主流で、1回あたりの割引は単回の1〜2割の院が多く見られました。割引をつけずに単回と同じ1回単価で出す大手チェーンや、回数券を置かない院もあります。比べるときに気をつけたいのは、割引率がどの価格を基準にしているかです。定価と割引中の価格を並べている院では、同じ回数券が定価から見ると約4割引、割引中の価格から見ると約1割引でした。競合の回数券は、割引率でなく、実際に払う1回あたりの金額で並べると、貴院の回数券が高いか安いかを読み違えずに済みます。
都内と地方では、比べる相手の数と相場の作られ方が違います
商圏の調べ方は同じでも、都内と地方では、出てくる結果がかなり違います。ポータルサイトのトリビューで「ポテンツァ」を扱う院の数を、人口100万人あたりで見ると次のとおりでした(2026年10月1日時点)。
| 都道府県 | トリビューの取扱院 | 人口100万人あたり |
|---|---|---|
| 東京都 | 113院 | 7.94院 |
| 大阪府 | 36院 | 4.11院 |
| 福岡県 | 17院 | 3.35院 |
| 北海道 | 8院 | 1.61院 |
| 広島県 | 4院 | 1.49院 |
| 秋田県・島根県・高知県・宮崎県 | 0院 | ― |
これはポータルサイトに載っている院の数で、実際に扱う院の数ではありません。地方にはポータルサイトに載せていない院も多く、掲載0院の県でもポテンツァを扱う院はあります。それでも、都内は近くに比べる相手が多く、地方は比べる相手が限られるという違いは見えてきます。
価格にも違いが出ます。大手チェーンの通常価格は、調べた3チェーンとも都内の院と地方の院で同じでした。大手チェーンの地方院がある地域では、その全国一律の価格が、患者にとっての相場の目安になりやすいと考えられます。一方で、ととっぷが支援の中で見ている限りでは、大手チェーンが進出していない地域の個人院は、比べられる相手が少ないぶん、近くの安い価格に合わせて下げなくても選ばれていることがあります。
| 違い | 都内など院の多い地域 | 地方など院の少ない地域 |
|---|---|---|
| 比べる相手 | 同じ機器を置く院が近くに多く、ポータルサイトで価格を並べて比べられる | 同じ機器を置く院は少なく、大手チェーンの地方院や、別の施術を出す院と比べられる |
| 相場の作られ方 | 価格帯が広く、高い価格帯から安い初回価格まで並ぶ | 大手チェーンの地方院があれば、その全国一律の価格が目安になりやすい |
| 情報の伝わり方 | 機器名や薬剤名で調べ、SNSやポータルサイトで比べる患者が多い | 機器名を知らない人も多く、悩みの言葉や地図、口コミ、知人の紹介で院を探す |
| ページで厚くするところ | 総額・回数・予約の取りやすさ・メニューの違い | 悩みから入る説明、医師の考え方、痛みやダウンタイムの丁寧な説明、地域で受けられること |
実際に地方の院の施術ページを見ると、冒頭を機器名ではなく「こんなお悩みはありませんか」から始める院や、「地域で扱う院が少ない」「都心まで行かなくても受けられる」ことを打ち出す院がありました。地域の相場を自ら示したうえで自院の価格を説明している院や、保険診療の皮膚科を併設していることを生かして、外用薬などと組み合わせた治療例を載せている院もあります。同じポテンツァでも、商圏の患者がどのくらい機器のことを知っていて、何と比べているかによって、ページの書き方も値付けも変わります。
通常価格と初回価格を並べて見せる場合、通常価格で実際に提供している実績がないと、景品表示法の不当な二重価格表示にあたるおそれがあります。また、医療広告ガイドラインは「今なら〇円」や、期間を区切った大幅な割引のように費用を強調した広告を、品位を損ねる広告の例に挙げています。値付けを決めたあと、ページでの見せ方は別に確かめてください。
回数券にも決まりがあります。美容目的で高周波を照射する機器などを使う施術は、提供期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約になると、特定商取引法の特定継続的役務提供にあたる可能性があります。その場合は契約前後の書面の交付、8日間のクーリング・オフ、中途解約(違約金の上限は、施術を始める前なら2万円、始めた後なら提供済みの施術の代金に加えて5万円か契約残額の20%の低いほう)のルールがかかります。回数と価格を決めるときは、この線をまたぐかを確かめ、書面と解約の手順を受付で用意しておきます。
相場の洗い出しは、手順は単純でも、麻酔・チップ・薬剤が込みかどうかを院ごとにそろえて比べる作業に時間がかかります。手が回らないときの進め方は、最後の節にまとめています。
ポータルサイトは、初回の入口に絞って使います
ホットペッパービューティーなどのポータルサイトは、新しい患者に貴院を知ってもらう入口と割り切り、初回専用のメニューに絞って出す使い方が現実的です。通常価格をポータルサイトの安値に合わせると、苦しくなるためです。ポータルサイトの使い方は施術によって変わり、二重整形のように保証の条件で比べられる施術では、条件をそろえて載せることが先になります(二重整形の集客の記事)。
ポータルサイトに出ているポテンツァの特別価格は、トリビューの東京都で通常価格が書かれた18件を見ると、通常価格の約61%(中央値)で、16〜91%の幅がありました(通常価格は各院の自己申告です)。この価格に貴院の通常価格を合わせると、チップ代・薬剤代・手数料を引いて残る額は小さくなります(原価は院ごとに違うため、前の節の表に貴院の実額を入れて確かめてください)。ホットペッパービューティーやキレイパス、トリビューなどの予約できるポータルサイトには、こうした大きく下げたメニューが並んでいます。
ここで気をつけたいのは、ポータルサイトの見出しの価格が総額とは限らないことです。見出しは15,900円でも、別にチップ代15,000円と麻酔代3,300円がかかる掲載もありました。ポータルサイトでいちばん安い数字を相場だと思って貴院の通常価格を合わせると、使い捨てのチップ代・薬剤代・人の時間に加えてポータルサイトの手数料もかかるため、1回あたりの利益がほとんど残らない価格になりかねません。しかも、安さで来た患者は、次もいちばん安い院を探して移っていきやすくなります。
- ポータルサイトでいちばん安い価格に通常価格を合わせる
- チップ代や麻酔代を別建てにして見出しだけ安くする
- 初回の患者に次の提案をしない
- ポータルサイトは初回の入口として1つだけ出す
- 部位・ショット数・込みの費用を条件として明記する
- 2回目以降は院の回数券で続けてもらう
ホットペッパービューティーとキレイパスは、どちらも掲載無料の成果報酬型を公式に掲げています(料率は公開されていません)。掲載に固定費がかからない分、ポータルサイトは入口として使い、初回専用のメニューに絞って出します。そのうえで、ポータルサイト経由で来た患者が2回目を院の回数券で予約したかを記録しておくと、入口として役立っているかを数字で判断できます。
なお、ととっぷは患者向けの美容医療相談室を運営しており、クリニックの掲載は無料です。ポテンツァの施術ページなどから、院選びに迷う患者が相談に来ます。ご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
ととっぷでは、この「初回で来た患者が2回目を院で予約する割合」の目標を3〜5割に置いて見ています。実測の平均ではなく、目安です。下回るときは、入口をさらに広げる前に、予約→来院→2回目の予約のどこで患者が抜けているかを、ポータルサイト・院のサイト・電話の経路ごとに見ます。予約の電話に出られない時間帯がある、予約から来院までの間に確認の連絡をしていない、初回の患者に次の提案をしていない、回数と間隔を最初に説明していない、といった院内の段を先に疑います。広告で予約の問い合わせが増えたときも、次に詰まりやすいのは電話・予約フォーム・受付の対応です。
ページは、通いやすさと総額が伝わる形にします
ポテンツァの施術ページには、症例写真より先に、1回の総額・痛みへの対策・回数の目安・通う間隔・予約の取りやすさを載せます。多くの院が同じ機器を持つ中では、患者が院を決める最後の材料は、症例の出来栄えよりも通いやすさと、払う総額が見えていることになりやすいと考えられます。二重整形のように、症例そのものが選ばれる理由になる施術では、この順番が逆になります(二重整形の集客の記事)。ポテンツァは複数回を前提にする施術なので、1回の価格より、何回で、どのくらいの間隔で、総額いくらかのほうが患者の関心に近いためです。
| 選ばれ方の軸 | 施術ページと受付でそろえること |
|---|---|
| 予約の取りやすさ | ネット予約の可否、夜間・土日の枠、当日の施術ができるか |
| 総額の分かりやすさ | 麻酔・チップ・薬剤・初診料を含めた1回の総額と、回数券の総額 |
| 痛みへの対策 | 麻酔の方法と、麻酔代が総額に込みかどうか。痛みの感じ方は部位やチップで変わることも書く |
| 回数と間隔 | 何回を目安に、何週間おきに通うかを最初に示す |
| ダウンタイム | 赤みが引くまでの目安と、化粧ができる時期 |
一方で、医師の方針や丁寧な診察を打ち出し、あえてネット予約や当日の施術を置かない院もあります。どちらの軸で選ばれるかは、商圏と貴院の診療の方針で決まります。どちらが集患できるかを比べた公的なデータはないため、軸を1つに決めて、施術ページ・ポータルサイト・受付の説明をその軸にそろえることを優先します。
同じ駅や商圏に大手チェーンがある個人院では、価格で並ぶより、大手が出しにくい違いを軸にするほうが選ばれやすくなります。たとえば、医師が施術すること、医師の経歴や専門、予約の取りやすさ、一人ひとりに時間をかける丁寧さです。ただし、医師が施術することと予約の取りやすさは、医師の枠が限られる院では両立しにくいため、どちらを主な軸にするかを医師の診療枠と合わせて決めます。施術ページでは「当院は医師が施術します」と自院の体制として書き、「看護師が施術する院と違い」のように他院と比べる書き方はしません。他院より優れていると示す広告にあたるおそれがあるためです。Googleマップの口コミやSNSでの患者の声、症例写真は、その違いを裏づける材料になります。ただし口コミは患者が自分から書いたものであることが前提で、施術ページに載せるときは体験談の規制に、症例写真は説明の添え方に注意が要ります(後の医療広告ガイドラインの節で触れます)。
患者の動きから、選ばれる段階を決めます
ポテンツァは有名な機種なので、患者の多くは「比べる」「決める」の段階で院を選んでいます。まずこの2段階の接点(地図・施術ページ・院名の検索)を固め、手前の段階は余力に応じて取りに行きます。そのために、患者がポテンツァを知ってから貴院に通い続けるまでの動きを、段階ごとに書き出します。いわゆるカスタマージャーニーマップです。段階ごとに、患者がどこで何を見ているかが分かると、貴院がどの接点を取りに行くべきかが決まります。
| 段階 | 患者がしていること | 主な接点 | 貴院が用意するもの |
|---|---|---|---|
| 気になる | SNSでポテンツァの投稿や広告を見かけ、自分の悩みに効くのかが気になる | Instagram・TikTokなどのSNS | 悩みと施術を結びつける発信 |
| 調べる | 「ポテンツァ ニキビ跡」「ポテンツァ 地域名」で検索したり、AIに聞いたりする | 検索結果・地図・AIの回答 | 悩みと地域で見つかる施術ページ |
| 比べる | 近くの院の価格・予約の取りやすさ・口コミを並べ、シルファームXとも比べる | 地図・ポータルサイト・各院の施術ページ | 総額・回数・違いが分かるページ |
| 決める | 院名で検索し直し、ページを読んで予約する | 院名の検索・施術ページ・予約フォーム | 院名で確実に出る広告とページ、迷わない予約導線 |
| 通い続ける | 1回目の結果と説明に納得し、2回目以降を予約する | 院内の説明・LINE・回数券 | 回数と間隔の説明、次回予約の案内 |
ただし、院の少ない地域では、機器名を知らずに悩みの言葉で探す人も多く、「気になる」「調べる」の段階から説明が要ることがあります。それでも比べる・決める段階を先に固めるのは、予約に近い段階ほど費用の無駄が出にくいためです。
SEO・リスティング・SNS広告の役割を分けます
ポテンツァの集客は、地域のSEO(Googleマップと施術ページ)で比べる段階の候補に入り、リスティング広告で院名と「ポテンツァ+地域名」を押さえ、Meta・TikTokで気になる段階の人に届ける、という役割分担で考えます。ポテンツァのような地域で選ばれる施術では、主な手段は次の3つで、あわせてAI検索での見え方も整えます。どれも、どの段階の患者を取りに行くのかを決めてから始めると、成果の見方がぶれません。
| 手段 | 取りに行く段階 | 何で評価するか |
|---|---|---|
| 地域のSEO(地図と施術ページ) | 調べる・比べる | 地図と施術ページの表示回数、そこからの予約 |
| リスティング広告 | 比べる・決める | キーワードごとの予約数と予約あたりの費用。上限は初回だけでなく、2回目以降に続く患者まで含めて決める |
| Meta・TikTokなどのSNS広告 | 気になる | 悩みに関心のある人に届いた数と、その後の院名の検索の増え方 |
地域のSEO:地図と施術ページで、比べる段階の候補に入ります
地域で探す患者に見つかるには、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出る院の情報)と、ホームページの施術ページを整えることが出発点です。Googleは、ローカル検索の順位を決める主な要素として「関連性」「距離」「知名度」の3つを挙げています。距離は変えられないため、診療内容や施術の情報をプロフィールに正確に載せ、ホームページの施術ページと内容をそろえることから始めます。施術ページは、「ポテンツァ」だけでなく「ニキビ跡」「毛穴」など打ち出す悩みと、地域の言葉で見つかるように作ります。クチコミは、特典と引き換えに依頼したり、良い内容だけを選んで依頼したりすることがGoogleのポリシーで禁じられているため、院内での頼み方も決めておきます。
リスティング広告:小さな予算でも、比べる・決める段階に絞って出します
リスティング広告は、予算が小さくても、予約に近いキーワードに絞って出す価値があります。具体的には、院名のキーワード、「ポテンツァ+地域名」「悩み+地域名」のキーワードです。院名で検索し直した患者が他院の広告に流れないよう、院名のキーワードは小さくても押さえておきます。キーワードは院名と施術・悩みで分けて管理し、予約までの数字を別々に見ます。院名のキーワードを混ぜて集計すると、成果が実態より良く見えるためです。予約あたりの費用の上限は、初回の売上だけで割に合うかではなく、広告経由の患者が2回目を院で予約した割合(ととっぷの目安は3〜5割)まで含めて回収できるかで決めます。1か月の数字だけで増やす・減らすを決めないことも大切です。
注意したいのは、広告の文面そのものには施術の詳しい説明を載せられないことと、美容整形や注射など体に針を入れる施術は、Googleの広告ポリシーでデリケートな健康情報として扱われ、一度サイトを訪れた人を追いかける広告(リマーケティング)が使えない場合があることです。広告文は広告できる事項の範囲で書き、詳しい説明は開いた先の施術ページで行います。
小さな予算で回すほど、細かい設定の差が成果に出ます。
| 設定 | 見落としやすいところ |
|---|---|
| キーワードの一致の仕方 | 幅広く拾う設定のままだと、予算が小さいうちに関係の薄い検索で使い切ってしまう。予約に近い語は、語順や言い回しを絞った設定で始める |
| 地域の指定 | 「その地域に関心がある人」まで含める設定だと、通えない遠方の人にも表示される。所在地と通える範囲に絞り、その地域にいる人を対象にする |
| 除外キーワード | 「ポテンツァ 中古」「本体 価格」「導入」「求人」など、機器を買う側や働く側の検索にも表示されることがある。検索された語句の一覧を定期的に見て除外する |
| 予約の計測 | 予約システムの完了画面や電話のタップを広告側に返していないと、どのキーワードが予約につながったかが分からず、改善できない。広告の管理画面・アクセス解析・院の予約台帳の件数は一致しない前提で、続ける・やめるの判断は院の予約台帳(来院したか、2回目を予約したか)で行う。電話の予約は広告側の計測から落ちやすい |
| 院名の検索 | 院名の検索での予約を一般のキーワードと同じ集計にすると、広告の成果が実態より良く見える |
Meta・TikTok:気になる段階で、悩みと施術を結びつけます
InstagramやTikTokなどのSNS広告は、まだ院を探していない人に、悩みとポテンツァを結びつけて知ってもらう手段です。予約に直接つながるまでに時間がかかるため、広告から直接の予約数だけで評価すると、効いている広告まで止めてしまいます。届いた人数と、その後の院名の検索や施術ページの閲覧の増え方をあわせて見ます。SNS広告も医療広告の規制の対象で、体験談や誤認させるおそれのある治療前後の写真は使えず、各媒体にも医療・美容の広告の審査基準があります。出せる表現の範囲を確かめてから、素材を作ります。たとえばMetaの広告規定は、美容の施術の広告は18歳以上だけに配信することを求め、見た目への不安をあおる表現や、理想の結果を見せるための治療前後の比較などを制限しています。院長やスタッフの個人のアカウントの投稿も、院への誘引を目的にしていれば医療広告の規制の対象になり得ます。
AI検索(AIO):AIの回答に、貴院の情報が正しく出るようにします
最近は、「〇〇駅でポテンツァを受けられる院は?」とChatGPTやGoogleのAIによる概要に聞く患者もいます。AIの回答がどの情報をもとに作られるかは公表されていません。ただ、Googleビジネスプロフィール・施術ページ・ポータルサイトで施術名・料金・診療時間が食い違っていると、どれが正しいかを患者もAIも判断できません。まずこの3か所の表記をそろえることから始めます。海外からの患者を狙う場合は、AIの回答に出る施術名・料金の情報を整えるか、海外の患者を案内する代理店と組むかが主な道になります。
3つの手段は、それぞれ審査・計測・表現の決まりが違い、少ない予算で回すほど配分の判断が難しくなります。どの手段から始めるか、どの数字で続けるかやめるかは、最初に決めておくと迷いが減ります。手が回らないときの進め方は、最後の節にまとめています。
医療広告ガイドラインは、すべての接点で守ります
ポテンツァの施術ページ・リスティング広告・SNS・ポータルサイトの掲載は、どれも院が特定できて患者を誘引する目的があれば、医療法の広告規制の対象です。医療機関のホームページは、平成30年6月から医療法の広告規制の対象になっています。厚生労働省は医療機関のウェブサイトを監視する事業(医療機関ネットパトロール)も行っています。
ポテンツァの集患で、特につまずきやすい表現は次のとおりです。
| やってしまいがちなこと | あたるおそれのある規制 |
|---|---|
| 地域でいちばんであることや、最高の仕上がりをうたう | 他院より優れていると示す広告・誇大な広告 |
| 患者の感想や口コミをページに転載する | 治療の内容・効果に関する体験談の広告 |
| 説明を添えずに治療前後の写真を並べる | 患者を誤認させるおそれのある治療前後の写真 |
| 期間を区切った大幅な割引を目立たせる | 費用を強調した広告(品位を損ねる広告の例) |
| 広告文に施術の詳しい内容や効果を書く | 広告文そのものは限定解除の対象にならない |
| 依頼して書いてもらった投稿を、広告と分からない形で使う | 景品表示法のステルスマーケティングの規制 |
機器の区分にも注意が要ります。ポテンツァは、2023年12月5日に「ポテンツァBASIC」の販売名で国内の承認を得ていますが、メーカーの発表時点では発売は未定とされていました。院の施術ページやポータルサイトの掲載では、今も「未承認・医師の個人輸入」と表示している例が多く見られます。貴院が使う機器とチップがどの区分にあたるかを販売元の書類で確かめ、未承認の機器として使う場合は、未承認であること、入手経路、国内の承認品の有無、諸外国での安全性の情報、副作用が起きたときの救済制度の対象外であることなどを、施術ページに書き加えます。組み合わせる薬剤も同じです。ボトックスを美肌の目的で使う場合や、エクソソーム・ジュベルックなどを組み合わせる場合は、それぞれが国内の承認品か、承認の範囲内の使い方かを確かめ、未承認や適応外にあたるなら同じように施術ページへ記載を加えます。
さらに、GoogleやMetaなどの広告の媒体には、それぞれ独自の審査があります。医療広告ガイドラインに沿っていても媒体の審査で止まることがあり、その逆もあります。法令と媒体の規定の両方を満たして、はじめて広告が出せます。個別の表現の判断は、厚生労働省の医療広告ガイドライン・Q&A・事例解説書の原文で確かめてください。
ととっぷは、美容医療・自由診療の広告運用やSEOを専門にしており、施術ページ・広告文・SNSの素材を、医療広告ガイドライン・事例解説書と各媒体の広告ポリシーに照らして確かめてから出すことを、すべての支援の前提にしています。表現の確認は、出したあとに直すより手戻りが少ないため、最初の工程に置いています。
手が回らなければ、相談だけでもどうぞ
ここまでの5つの順番は、どれも院内で始められます。最初の一歩は、商圏の院の料金表を5院ほど並べてみることです。
ただ、手を動かすと時間がかかるところがあります。料金表ひとつ取っても、麻酔・チップ・薬剤が込みかどうかが院ごとに違うため、条件をそろえて並べ直す作業が要ります。ページや広告は、作るたびに医療広告ガイドラインと各媒体の規定を確かめる必要があります。診療の合間に進めるには、次のあたりが重くなりがちです。
| 順番 | 手間がかかる・判断が難しいところ | ととっぷでお手伝いできること |
|---|---|---|
| メニューを決める | 商圏の院が何の悩みに何を出しているかの洗い出し | 商圏のメニューの洗い出しと組み立ての整理 |
| 価格を決める | ポータルサイトの価格とどう付き合うか、どこまで下げるか | 初回・通常・回数券の組み立ての整理 |
| ページを作り込む | 規制の範囲で、総額や違いをどう伝えるか | 施術ページの構成と表現の見直し |
| 患者の動きを描く | 自院がどの段階で選ばれているかの見極め | カスタマージャーニーと取りに行く接点の設計 |
| 接点を取りに行く | 地域のSEO・リスティング・SNS広告・AI検索の配分と計測 | 広告の設計と運用、地図と施術ページの改善、AI検索での見え方の確認 |
| すべての段階 | 医療広告ガイドラインと各媒体の規定を満たしているか | ページ・広告文・SNS素材の表現の確認 |
ととっぷには、ポテンツァの集患を広告運用・SEO・成果報酬型の広告(アフィリエイト)のいずれでも支援してきた実績があります。広告運用では、ポテンツァで広告から月100〜200件の予約につながっている支援先がいくつかあり、ほかの施術でも同じような実績があります。美容医療を中心に100院以上のクリニックを支援しており、患者向けの「美容医療相談室」も運営しているため、ポテンツァを検討する患者がどこで迷うかも日々見ています。
手が回らない、どこから手をつけるか迷う、という段階でも構いません。ポテンツァのいまの料金表と、月ごとのおおよその予約数、いま出している広告やポータルサイトの有無が分かれば、どの手段が貴院に合いそうかを一緒に整理できます。相談だけでも、お気軽にどうぞ。
院内でそのまま使える
ポテンツァのメニューと値付けのチェックリスト
チェックして確認できます。印刷してスタッフと共有することもできます。
よくある質問
ポテンツァを導入したのに患者が増えません。何から見直せばよいですか。
まず、商圏で同じ機器を置く院と比べて、何の悩みに、いくらで、何回で出しているかが施術ページで伝わっているかを見直します。次に、麻酔・チップ・薬剤を含めた1回の総額と痛みへの対策がページの上のほうにあるか、予約の電話やフォームで取りこぼしていないか、初回の患者に2回目を案内しているかを順に確かめます。導入して間もない院も、数年たって予約が落ちてきた院も、最初に見直すところは大きく変わりません。
初回価格は、通常価格からどのくらい下げればよいですか。
決まった幅はありません。調べた15院では1回あたり0〜40%引きの院が多く、初回割を置かない院もありました。下げ幅は、貴院の1回の原価から出した下限と、商圏の競合の初回価格の間で決めます。初回の患者に2回目以降の回数券をどう案内するかまで決めてから下げ幅を決めると、初回だけで終わる患者が増えるのを防げます。
地方のクリニックでも、都内と同じ考え方で値付けしてよいですか。
調べる手順は同じですが、出てくる結果が違います。院の少ない地域では比べる相手が限られます。大手チェーンの地方院があればその全国一律の価格が患者の目安になりやすく、大手チェーンがない地域では、近くの安い価格に合わせて下げなくても選ばれている院もあります。調べた大手3チェーンの通常価格は、都内の院と地方の院で同じでした。貴院の商圏の院と大手チェーンの地方院の価格を並べたうえで決めてください。
患者からシルファームXとの違いを聞かれたら、どう答えればよいですか。
院の比較記事では、肝斑・赤みに向くか、薬剤を入れられるか、痛みとダウンタイム、価格の4つで比べられることが多くなっています。効果の優劣を言い切るのではなく、貴院がどの悩みに、どのチップと薬剤で施術するのか、総額はいくらかを、施術ページと受付で同じ言葉で説明できるようにしておくことをおすすめします。
ポテンツァプライムに入れ替えたほうが集患できますか。
入れ替えだけで集患できるとは限りません。プライムは薬剤の導入に関わる機能や新しいチップを掲げる院が出ていますが、従来機との効果の違いを示す公的な資料はなく、国内の承認も確認できていません。入れ替える場合も、どの悩みに、どのチップと薬剤で、いくらで出すかを決め直すことが先で、機器の新しさだけを打ち出しても、同じ機器を持つ院が増えれば差にならなくなります。
症例写真は載せなくてもよいですか。
載せない選択もあります。ポテンツァのように多くの院が扱う機器では、患者が症例より総額や通いやすさで比べる場面が多いため、まずはメニュー・総額・回数・予約の取りやすさをそろえることを優先します。載せる場合は、治療の内容・費用・治療期間と回数・主なリスクと副作用を写真のそばに書く必要があり、費用を払って表示させる広告には使えません。

